昨季までゴールデンステイト・ウォリアーズに所属したショーン・リビングストンが、現役引退を表明した。
After 15 years in the NBA, I’m excited, sad, fortunate and grateful all in one breath. Hard to put into a caption all of the emotions it takes to try and accomplish your dreams. I wasn’t supposed to be here. Anybody… https://t.co/Qj8f3M72B1
— Shaun Livingston (@ShaunLivingston) September 13, 2019
リビングストンは、Instagramに次のメッセージを投稿した。
「NBAでの15年は、うれしくもあり、悲しくもあり、運にも恵まれ、感謝している気持ちが入り混じっているよ。夢を叶えるために費やした気持ちを言葉で表すのは難しい。僕は本来この場にいるべき人間ではなかったと思う。逆境を乗り越えた人なら、自分自身を奮い立たせて苦難に挑むメンタル、心理的な苦しみを分かってもらえるだろう。ましてや、周りに影響を与えることなんてできやしない」。
「けがのおかげで、置かれた状況によって人生が決まってしまうわけではないことを自分自身(それと世界)に証明する機会をもらえた」。
ウォリアーズのボブ・マイヤーズGMも、以下の声明を発表している。
「ショーン・リビングストンのストーリーは、プロフェッショナルスポーツの歴史において、最も感動的な話に含まれる。キャリア序盤時期に数々の試練と苦悩を経て彼が成し遂げたことは、常に一流、プロフェッショナルと称賛されてきた人間としての彼を物語っている。彼は、プロのアスリートに必要なこと、そして人間にとって大事なことを体現した。この5年間で3度の優勝をもたらしてくれたこと、NBA史上に残るチームの大事なパートを担ってくれたことに感謝している。次の人生を歩む彼の成功を、心から願っている」。
2004年のドラフト全体4位でロサンゼルス・クリッパーズから指名されたリビングストンは、NBAで15年プレイし、ウォリアーズで3度の優勝を成し遂げた。優秀なバックアップ選手として活躍した印象が強い選手だが、2006-07シーズンのシャーロット・ホーネッツ戦でひざに重傷を負い、復帰までにおよそ2年を必要とした。
マイアミ・ヒートで4試合に出場した2008-09シーズン以降、オクラホマシティ・サンダー(2008-09)、ワシントン・ウィザーズ(2009-10)、シャーロット・ボブキャッツ(2010-11)、ミルウォーキー・バックス(2011-12)、ウィザーズ、クリーブランド・キャバリアーズ(2012-13)らを渡り歩き、2014年の夏にウォリアーズと契約した。
今年の7月にウォリアーズから解雇されたリビングストンは、通算833試合に出場し、キャリア平均6.3得点、3アシスト、2.4リバウンドを記録した。
原文:Shaun Livingston announces retirement from NBA by NBA.com(抄訳)