カリーをジョーダンやレブロンとの「史上最高」議論に含めるべき? シャックが疑問

Kyle Irving

坂東実藍 Miran Bando

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ステフィン・カリーはNBAの歴史で最も偉大な選手なのだろうか?

12月19日(日本時間20日)、カリーはボストン・セルティックスを相手にゴールデンステイト・ウォリアーズをオーバータイムの末の逆転勝利に導いた。だが、シャキール・オニールは冒頭のような疑問を呈している。

オニールは「不思議に思うんだ。断言しているわけではなく、疑問に思うというだけだがね。彼はキャリアを通じて一貫して最高のシューターだからだ」と述べた。

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「彼を史上最高の選手とし始める時期なのではないか」

ケニー・スミスからカリーは自分よりも上だと思うのかと問われると、オニールは迷わず「イエス」と答えた。オニールはカリーについて議論すべき時と考えている。ジョーダンやレブロン・ジェームズ、カリーム・アブドゥル・ジャバーといった、ごくわずかな選手だけが対象となる議論だ。

セルティックス戦のカリーはファウルトラブルに苦しみ、試合の大半で静かだった。第3クォーター残り6分7秒にカリーが5つ目のファウルを犯した時、ウォリアーズは13点のビハインドを背負っており、そのままセルティックスに敗れるかと思われていたのだ。カリーがコートから離れると、ウォリアーズはすぐにリードを17点に広げられた。

カリーがコートに戻ってきたのは第4Qだった。しかし、あと一度のファウルで自分の試合が終わるという中で、カリーは活躍する。

6つ目のファウルを犯すことなく、カリーは揺るぎない自信で試合を変えた。オーバータイムに持ち込み、ウォリアーズを今季レギュラーシーズン最高の勝利へと導いたのである。

第4Qだけでカリーは13得点、4アシストを記録した。残り4分を切り、遠い距離からの3ポイントショットを沈め、ウォリアーズを1点ビハインドに導く。さらに、厳しくマークされながら3Pを再び決め、試合をオーバータイムへと持ち込んだ。

そしてオーバータイムのカリーは7得点をあげ、ひとりでセルティックスの5得点を上回った。勝負を決めた3Pはアリーナを熱狂させ、カリーはお決まりの「おやすみ」ポーズで祝った。

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カリーはこの試合で33得点、6アシストを記録した。そしてその終盤の英雄的な活躍が、カリーはバスケットボール史上最も偉大な選手のひとりなのかという『Inside the NBA』での議論につながったのだ。

GOAT(史上最高)を巡る議論にカリーは含まれるべきなのか。NBA優勝4回、MVP受賞2回、ファイナルMVP受賞、オールスター選出9回、得点王2回、そしてバスケットボール史上最高のシューターとしての紛れもない地位。カリーがその扉を叩いていることは確かだ。

原文:Shaquille O'Neal wonders if Warriors' Stephen Curry should be in GOAT debate with Michael Jordan, LeBron James(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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Kyle Irving

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You read that wrong – not Kyrie Irving. From Boston, graduated from the University of New Hampshire. Sixth season as a content producer for NBA.com's Global editions. Covering the NBA Draft has become his annual "dream come true" moment on the job. Irving has a soft spot for pass-first point guards, with Rajon Rondo and Steve Nash being two of his favorite players of all time.

坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。