シャック&バークリーがザイオン・ウィリアムソンに「まだ準備できていない」

David Suggs

坂東実藍 Miran Bando

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シャキール・オニールとチャールズ・バークリーは、コンディショニングに関する批判に対するザイオン・ウィリアムソンの反応に満足していないようだ。

ニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンのコンディショニングや全般的なフィットネスに関する姿勢は、ここ数週間で批判の的となっている。

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12月19日(日本時間20日)には、ウィリアムソンに最も厳しい2人でもあるシャキール・オニールとチャールズ・バークリーが、以前の批判に対する選手のコメントに反応した。

『Inside the NBA』で司会者にウィリアムソンのいら立ちについての感想を問われると、かつてのスーパースターたちは満足していない様子を見せている。

オニールは「支配的なビッグマンであることについて、自分は権威であり、頼れる存在だ」と話した。

「その私が彼を見て、懸命に走っておらず、イージーな得点をつくり出しておらず、準備が整っていないように見えたと言ったんだ。『これをすれば、次のレベルに行けるぞ』とね」

今季のウィリアムソンは平均22.5得点、5.9リバウンド、4.6アシスト、フィールドゴール成功率58.3%を記録している。昨季の29試合での平均26得点&7リバウンド&5アシストという数字に及ばない。

オニールは「我々が批判するのは好きな選手、信じている選手のことだけだ」と述べた。

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12月11日(同12日)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でFG17本中13本成功の36得点という支配的なパフォーマンスを見せたウィリアムソンは、自身に対する批判を疑問視した。中には正当な批判と感じるものもあるが、非生産的で無神経なものもあるとしている。

ウィリアムソンは「結局のところ、大の大人がしないようなことを自分がコントロールすることはできない」と話した。

「僕にコントロールできるのは、自分やチームメイト、コーチ、ペリカンズや街のみんなのことに集中し、勝利を目指すことだけだ」

だが、バークリーとオニールは賛成していない。

バークリーは「なぜ、どこからの批判か気にするんだ?」と話した。

「我々は彼が素晴らしい選手であることを望んでいる」

オニールは「自分のことを何か言われ、怒らないなら、準備ができていないということだ。彼の反応はまだ準備ができていないということを示している」とつけ加えた。

「私なら『くそったれのシャックとチャールズめ、今季の残りを見ておけよ』となるだろう。そういう答えをするものだ。私がああいうことを言うのは、これからどうするのかとけしかけているのだからね」

「大事なのはその表情で、今の彼にはまだそれがない」

12月中旬以降、ウィリアムソンは得点力が落ちている。ペリカンズがワシントン・ウィザーズに20点差をつけて勝利した試合は休養で欠場。シャーロット・ホーネッツ、サンアントニオ・スパーズとのここ2試合で合計36得点にとどまった。

バークリーはあまり驚いていない。自身も現役時代に同様のスランプを経験したと話している。そしてそれは自分のレベルを上げるために50ポンド(約23キロ)ほどスリムダウンするまでだったという。

バークリーは「この子にすごく才能があるのは分かる。だが、良い状態ではないから安定しない」と話した。

「自分もキャリアの序盤に経験した。50ポンド落とすまで、バック・トゥ・バック(2日連続試合)をこなせなかった。だからある試合では35得点で、別の試合は15得点になるんだ。持続できないからだよ」

原文:Shaquille O'Neal, Charles Barkley fire back at Zion Williamson's 'grown man' comments: 'He ain't ready'(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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David Suggs is a content producer at The Sporting News. A long-suffering Everton, Wizards and Commanders fan, he has learned to get used to losing over the years. In his free time, he enjoys skateboarding (poorly), listening to the likes of Stevie Wonder, Marvin Gaye and D’Angelo, and penning short journal entries.

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。