1997-98シーズンのシカゴ・ブルズを追ったドキュメンタリー『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』(原題『The Last Dance』)での自身の描かれ方に怒り、マイケル・ジョーダンとの不仲が噂され始めていたスコッティ・ピッペンが、その噂を否定した。『AP』のダン・ゲルストンが詳しく報じている。
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スコッティ・ピッペンは『ラストダンス』が放送されてからマイケル・ジョーダンと話したことを明かし、シカゴ・ブルズのスター選手として活躍した両者の不仲説を一蹴した。
「30年も前に起きたことを気にするはずがないだろう」とピッペンは語っている。
ジョーダンはドキュメンタリー内でピッペンのことを自身にとって最高のチームメイトであると称賛しており、両選手ともに殿堂入りを果たすキャリアを送っている。しかし、第2話でジョーダンはピッペンが足首の手術を受けるのを1997-98シーズン開始まで待ったことに対して、「セルフィッシュ」な判断だったと非難した。ピッペンの判断は理解できないとジョーダンは述べている。
それ以降、ピッペンが自身の描かれ方に不満を持っているという報道が出ていたが、本人は7月28日(同29日)に「不満なんて持っていないよ」と否定した。同ドキュメンタリーでは、1994年のイースタン・カンファレンス・セミファイナルの第3戦残り数秒で、ピッペンが試合に出場することを拒否するシーンも含まれていた。
「全く気にならなかったよ。むしろ90年代のバスケットボールについて何も知らない若い世代が、当時のことを知る良い機会だった」。
(中略)
現在54歳のピッペンは、ブルズで6度のNBA優勝を経験し、7度のオールスター選手、2度のオリンピック金メダル獲得を誇る。現在はNBAアナリストで、主に『ESPN』の番組『The Jump』に出演している。
今季フロリダで優勝を飾るのはロサンゼルス・レイカーズであるとコメントしている。
「ひとつ選ぶとしたら、レブロン・ジェームズがいるチームにする。彼の経験、チームをまとめる能力、圧倒する能力。ケビン・デュラントが欠場している今、最も圧倒的な選手は彼だ」。
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