1月10日(日本時間11日)にフェデックス・フォーラムで行なわれたサンアントニオ・スパーズ対メンフィス・グリズリーズの一戦は、ジャレン・ジャクソンJr.が24得点、ジャ・モラントが22得点、7リバウンド、今季自己最多の14アシストを記録し、グリズリーズが134-121で勝利した。
12月23日(同24日)の前戦で30点差の大敗を喫したグリズリーズだが、この日は前半に一時15点のリードをつけるなど二桁点差で優位に立つ。だが、前半終盤に反撃を許し、63-57と6点リードでハーフタイムを迎える。
第3クォーターだけでデマー・デローザンに18得点を許し、リードを2点差まで縮められて第4Qに突入したグリズリーズは、残り6分28秒にラマーカス・オルドリッジの3ポイントショットで116-113とされる。だが、ディロン・ブルックスの2本の3Pなどで、再び12点差まで突き放した。
さらに、グリズリーズは終盤にモラントがフィールドゴール8本中6本成功の12得点を記録して逃げ切った。新人モラントが第4Qに二桁得点をあげたのは今季9度目だ。
今季最長の4連勝のグリズリーズ(17勝22敗)は、ブルックスが22得点、ヨナス・バランチュナスが21得点、9リバウンドを記録している。
9位だったグリズリーズは8位スパーズを下したことで、プレイオフ出場圏内の8位に浮上した。バランチュナスは「プレイオフは目標だ」と述べている。
「僕らのプレイは日々良くなっている。だから、プレイオフを夢見るのもフェアじゃないか?」
グリズリーズは1997年の球団記録にあとひとつと迫る39アシストを記録した。モラントは「今の僕らは互いが自分勝手なプレイをしないと感じている」と話した。
「30アシスト以上の試合をしていこうとコーチが叱咤し続けてくれる。コートに出て、競い、アンセルフィッシュなプレイ、団結したプレイをしようとね。今の僕らはそれができていると思う」。
一方、敗れたスパーズ(16勝21敗)はデローザンが今季自己最多の36得点、9リバウンド、9アシスト、オルドリッジが21得点、9リバウンド、ブリン・フォーブスが21得点を記録している。
スパーズは今週、ミルウォーキー・バックスやボストン・セルティックスに二桁点差で勝利していた。グレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチは「NBAではちゃんとやらなければ勝てない」と述べている。
「3、4人の選手がちゃんとやっていなかったと思う。それが助けにならなかった」。
フォーブスは「最近の僕らはシーズンのそれまでよりも良いプレイをしていたと思う」と話した。
「(今夜は)ダメだったね」。