キングスがマイク・ブラウンHCとの延長契約を発表 「素晴らしい仕事でチームをけん引」

坂東実藍 Miran Bando

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サクラメント・キングスは7月17日(日本時間18日)、マイク・ブラウン・ヘッドコーチと複数年の延長契約で合意したことを発表した。

モンテ・マクネアGMは「マイクは素晴らしい仕事で我々のチームをけん引してきました。この延長契約はじつにふさわしいものです」と話している。

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「彼の成功に向けての取り組みは誰にも劣りません。彼がサクラメントで確立させるのに役立ってくれた土台から築いていくことが楽しみです」

ブラウンHCは「サクラメントにいるのが大好きです。次のチャプターに興奮しています」と述べた。

「ビベクとモンテの変わらぬサポートに感謝します。コーチングスタッフと選手たちの素晴らしいハードワークとチームに対する責任感にも感謝したいです。一緒に目標を達成するために働くのを楽しみにしています」

ブラウンはヘッドコーチとしてレギュラーシーズン戦績441勝286敗(勝率60.7%)を記録。ポストシーズンで50勝をあげている。レギュラーシーズン勝率50%超の指揮官の中で、ブラウンは歴代9位の数字だ。

キングスでの2シーズンで、ブラウンHCはレギュラーシーズンに94勝70敗を記録。レギュラーシーズン勝率57.3%は球団史上4位の数字だ。2022-2023シーズンからの94勝は、同期間のNBAで8位の数字となる。

ブラウンHCは2023年にNBA年間最優秀コーチ賞を受賞した。満場一致での選出はNBA史上初。複数回の受賞は1962-1963シーズンに同賞が始まってから歴代11人目だ。2023年11月13日(同14日)のクリーブランド・キャバリアーズ戦で、リーグ史上54人目となる通算400勝を達成した。

2022年5月9日(同10日)にキングスに加わったブラウンHCは、それまでに2016年から2022年までゴールデンステイト・ウォリアーズでアソシエイトヘッドコーチを務め、NBAファイナルを3回経験。それ以前はキャバリアーズとロサンゼルス・レイカーズで指揮をとった。キャバリアーズでは2006-2007シーズンにNBAファイナルに導いている。

1992年にデンバー・ナゲッツでキャリアをスタートさせ、5シーズンにわたってビデオコーディネーターとスカウトを務めたブラウンHCは、1997年からワシントン・ウィザーズでバーニー・ビッカースタッフのアシスタントコーチを担当。2001年から2003年にはサンアントニオ・スパーズでアシスタントコーチを務め、NBA優勝を達成している。その後、2003年から2005年まで2シーズンにわたってインディアナ・ペイサーズでアソシエイトヘッドコーチを務めた。

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。