フォックスが29得点&10アシストの活躍、キングスがサンダーを下して連敗を4で止める

YOKO B

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2月28日(日本時間3月1日)、オクラホマ州オクラホマシティのペイコム・センターで行われたサクラメント・キングス対オクラホマシティ・サンダーの一戦は、ディアロン・フォックスが29得点、10アシストとダブルダブルの活躍を見せ、131-110でキングスが勝利した。

第1クォーターには一時キングスが8点差でリードしたが、その後は両チーム譲らず接戦となり、59-59の同点でハーフタイムを迎えた。前半だけで、サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーが19得点、8アシストをマークし、キングスのハリソン・バーンズが11得点、フォックスが9得点、6アシストと続いた。

後半開始早々、キングスはサンダーに9-0のランを許したものの、そこから持ち直して第3Q終了時点で99-90とリード。第3Qは、ドマンタス・サボニスとトレイ・ライルズがともにフィールドゴール4本中4本を成功させて8得点ずつを記録し、キングスはこのクォーターに40得点を獲得している。

迎えた第4Q序盤、キングスは再びサンダーの反撃により102-96と6点差まで追い上げられたが、それ以降はそのままキングスがゲームの主導権を握った。

連敗を4で止めたキングスは、フォックスが29得点、10アシスト(シーズン最多タイ)でダブルダブル、ライルズが24得点、6リバウンド、バーンズが23得点、5リバウンド、サボニスが14得点、16リバウンド、7アシストを記録。出場した9選手のうち6選手が二桁得点をあげ、チーム全体のフィールドゴール成功率は56.3%をマークしている。

キングスのアルビン・ジェントリー・暫定ヘッドコーチは「全体的に良いペースでプレイできたと思う」と試合後に振り返った。

「今日の試合では、良いショットの機会であってもさらにパスをすることによって、素晴らしいショットを作ることができていた」。

「特に後半、そのなかでも特に第3Qには自分たちのやるべきことをきっちりやったと思う」。

デトロイト・ピストンズからトレードされ、キングスで初めての先発出場で活躍したライズについて、チームメイトのフォックスは「彼は良く動けるし、シュートも打てるし、ドリブルからも攻められる」と話す。

「彼は、僕らが彼にやってほしいと思うことはなんでもできる。今日は素晴らしい仕事をしたし、僕らはこれからも彼に期待しているんだ」。

一方のサンダーは、先発メンバーのジョシュ・ギディー(腰)とルーゲンツ・ドート(左肩)をケガで欠くなか、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーが37得点、10アシスト、7リバウンドをマーク。オールスターブレイク明けに右足首の捻挫から復帰して以来、3試合すべてで30得点以上を記録している。

ギルジャス・アレクサンダーは「自分のゲームをやっているだけ」と試合後に語っている。

「より自由にプレイできているし、シーズンが進むにつれてリズムが良くなってきたと思う。心臓も強くなっている。結局のところ、快適だと感じられているんだと思う」。

サンダーはそのほかに、オリビエ・サーが12得点、トレイ・マンが11得点、4アシスト、ビット・クレイチが10得点、5リバウンドを記録した。

ボックススコア

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。