12月9日(日本時間10日)にトヨタ・センターで行なわれたサクラメント・キングス対ヒューストン・ロケッツの一戦は、バディ・ヒールドが26得点を記録し、ネマニャ・ビエリツァが終了間際に3ポイントショットを沈め、キングスが119-118で劇的な勝利を飾った。
94-93とキングスが1点をリードして迎えた第4クォーターも、追いつ追われつの展開のまま終盤を迎える。残り22.7秒にはベン・マクレモアの3Pでロケッツが116-113とリードしたが、残り8.4秒にヒールドの3Pでキングスも追いつく。
残り1.0秒、ロケッツはラッセル・ウェストブルックのレイアップで118-116とリード。だがタイムアウト後、キングスはコリー・ジョセフからのパスを受けたフリーのビエリツァが3Pを沈めて勝利した。
3連敗からの2連勝となったキングス(10勝13敗)は、ハリソン・バーンズが19得点、8リバウンド、ビエリツァが17得点、リショーン・ホームズが16得点、8リバウンドを記録。6選手が二桁得点をマークしている。
ビエリツァは「コリーが素晴らしいパスを受けて、自分がオープンだったから狙った。あの距離では良い感じだったからね」と喜んだ。
「それでショットを打って、そうしたら入ったのさ」。
ルーク・ウォルトン・ヘッドコーチは「彼のことを知るほど、その能力が分かる。彼はスキルのある選手だと思う」と、ビエリツァを称賛した。
ヒールドも「彼がショットを決めた時に、みんながどれだけ彼のことが好きなのか分かったよね」と、ビエリツァに賛辞を寄せている。
「彼は最高のチームメイトの1人だ。だから、みんなが彼の成功を喜んでいるよ」。
一方、ロケッツのマイク・ダントーニHCは「どうしてか分からないがワイドオープンにしてしまった」と悔やんだ。
そのロケッツ(15勝8敗)はウェストブルックが今季自己最多の34得点、8アシスト、ジェームズ・ハーデンが27得点、10アシスト、PJ・タッカーが10得点、19リバウンドを記録している。