12月20日(日本時間21日)、カリフォルニア州サンフランシスコのチェイス・センターで行われたサクラメント・キングス対ゴールデンステイト・ウォリアーズの一戦は、113-98でウォリアーズが勝利した。
第3クォーター終盤にギャリー・ペイトン二世の連続5得点で84-79と5点をリードしたウォリアーズは、第4Qで10点差をつけて勝利。2日前のトロント・ラプターズ戦で連勝が3で止まったが、すぐに白星を取り戻し、25勝6敗としている。
ウォリアーズはステフィン・カリーが3ポイントショット成功数の新記録を樹立してから初ホームゲーム。第1クォーターにカリーは映像で記録更新を祝福され、タイムアウトの際にファンから拍手などで祝われると、コートに戻った際に胸を叩き、手を振って感謝の気持ちを表した。
そのカリーは3P12本中4本成功などで30得点をマーク。そのほか、デイミオン・リーが18得点をあげ、ドレイモンド・グリーンが16得点、11リバウンド、10アシスト、2スティール、2ブロックと自身通算31回目のトリプルダブル達成している。
グリーンは間もなく5歳になる息子がコートサイドで“活躍”。ベンチでウォリアーズの選手たちにタオルやシャツ、マスクなどを手渡すなどした。第2Q途中にカリーにマスクを渡すなど、必要な時に走ってお手伝い。アシスタントコーチのマイク・ブラウンから激励・称賛され、第4Qのタイムアウト中にはフアン・トスカーノ・アンダーソンとダンスを披露している。
スティーブ・カー・ヘッドコーチは「本当にソリッドで、コートサイドをはつらつと行き来し、とても見事だったよ」と冗談を飛ばした。
「でも、学ぶべきことはたくさんある。彼はとても若いんだ。もっと繰り返し練習させないとね」。
少し早めの誕生日プレゼントとなるトリプルダブルを達成した父親は、試合後に「気に入った?」と質問。息子が「楽しかったよ」と返すと、グリーンは「いつもできることじゃないよ。時々ね」と話した。
息子を「お行儀が良かった」とほめたグリーンは、「息子をあそこに座らせ、手伝うことを認めてくれた球団が素晴らしい」と喜んだ。
「この仕事をしていると、たくさんのことができなかったりするが、ああいう瞬間こそ、そのすべてが報われる。息子にとっては特別な経験だった。当たり前のことだとは思っていないよ」。
なお、ウォリアーズはアンドリュー・ウィギンズとジョーダン・プールが欠場し、リーやドラフト全体7位指名の新人ジョナサン・クミンガが先発出場。ただ、2度目のスターターとなったクミンガは、腰の張りで6分29秒の出場にとどまった。
一方、13勝19敗となったキングスは、タイリース・ハリバートンが24得点、11アシスト、ハリソン・バーンズが19得点、6リバウンド、バディー・ヒールドが18得点、チメジー・メトゥが16得点、6リバウンドをマークしている。