6月26日(日本時間27日)、史上初となる『NBA Awards』(NBAアウォーズ2017)が行なわれ、オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックが2016-2017シーズンのKia NBA最優秀選手賞(MVP)に選出された。ウェストブルックが受賞について語った。
――まずはこの栄誉ある受賞についてコメントを。
信じられない。本当に恵まれている。神に感謝するばかりだ。自分の仕事はコートに出てやるべきことをやるだけだ。恐縮するよ。素晴らしい賞だ。殿堂入りした多くの偉大な選手たちがこの賞を手にしてきた。その仲間入りができたのは、ただただ光栄だよ。
――歴史をつくり、初めてのお子さんもできた。そして今夜のような夜……今季を振り返ってどう思う?
素晴らしいよ。想像もできないようなことだ。こうやって隣にこのトロフィーを手にすることができて、本当に恵まれている。想像もできないような素晴らしい気分だ。だから、とても感謝している。ここにいられるというだけで幸せだ。
――ジェームズ(ハーデン)とのバトルについてコメントをもらえるか。今季は彼と一進一退の攻防で、最後に彼を倒した。それに、あなたを少し感情的にさせたのは何だったのか?
ジェームズは素晴らしいシーズンを過ごしたと思う。知ってのとおり、彼は僕にとって本当に良き友人のひとりだ。彼と毎晩のように競えた、そのことが恵まれている。今後彼も同じようになれることを願っているよ。
感情的になったのは、家族のことがあるからだ。彼らはあらゆるレベルで僕のために多くの犠牲を払ってくれている。彼らがいることに感謝するばかりだ。
――MVP受賞を冗談にしていたが、実際に受賞してこれからどうなると思う?
分からない。正直、今はとにかくうれしいだけだ。ここにいるだけで幸せだよ。僕はただ、毎日、毎晩、すべての機会で、仕事をし、ハイレベルに競おうとしているだけだ。今年はそのことに世界中の人たちが気づいてくれたことに感謝するばかりだよ。
――長い時間をかけてオクラホマシティのすべての人たちやチームメイトに感謝を示していた。24日(同25日)には長期契約を結ぶ可能性がある。長期にわたってサンダーで戦う用意はあるか。
今夜はすごく大事な夜で、もちろん契約のこととかもあるけど、正直なところ今は本当に考えていない。この賞をいただけるほど恵まれたことにとても感謝し、喜んでいるだけだ。今夜のことだけを考えている。それから前へ進むよ。
――ハーデンと競ってきたことについては先ほど聞いたが、(カワイ)レナードのような選手と毎晩競った末に勝利したことについては?
カワイも僕の友人のひとりだ。彼が素晴らしいシーズンを過ごしたのは確かで、とても、とても良いプレイをしている。僕も含めたファイナリストの3名について重要なのは、僕らみんながロサンゼルス出身ということだ。
――今季は(NBA記録となる年間)42回のトリプルダブルを記録し、平均トリプルダブルも達成した。重圧をかけたいわけではないのだが、どうやって今季を上回ることができるか?
分からないよ。毎年その質問をされるけど、答えは決して分からないんだ。僕はただ全力を尽くすだけだ。
――これだけの数字を残したのがオスカー・ロバートソン以来だったのは?
多くの意味がある。オスカーやマジック・ジョンソンのような人たちだ。もちろん、僕は彼らのプレイを見ることができなかった。でも、歴史を振り返り、彼らがやってきたことを見るだけでも、子供ながらに尊敬してきたんだ。ロバートソンの記録を更新するようになるとは思ってもいなかったよ。本当に恵まれている。彼はオクラホマシティまで来て賞をくれた。本当に感謝している。
こういう人たち、特にオスカーのような人たちと一緒に語ってもらえるのは、感謝しているし、光栄の限りだよ。
――トロフィーはどうするつもり?
分からない。両親の家に行くかな。たぶん、息子にあげるだろう。正直、早くホテルに帰って彼に渡したいんだ。