ヒューストン・ロケッツのオールスターガードであるラッセル・ウェストブルックが、1921年にオクラホマ州タルサで起きたタルサ人種暴動を題材にしたドキュメンタリーシリーズのプロデューサーを務めることになったと、『Variety』が報じている。
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週末に人種差別に対する抗議活動『Black Lives Matter』に参加したNBAスターのラッセル・ウェストブルックが、「アメリカ史上最悪の人種暴力事件」をテーマにしたプロジェクトをプロデュースする。
ウェストブルックは有名なドキュメンタリー監督のスタンリー・ネルソンと、『Killer Inside: The Mind of Aaron Hernandez』をプロデュースしたBlackfin(ブラックフィン)と手を組み、1921年のタルサ人種暴動を題材にしたシリーズ『Terror In Tulsa: The Rise And Fall of Black Wall Street』の制作に携わることとなった。このシリーズは、アメリカの過去を探求すると同時に「国を分断し続けている社会的、経済的、政治的な緊急に、そして痛烈に見る必要がある要素」に注目する。この悲劇とその継続的な影響を調査すべく、過去の出来事や現在起きていることを両方織り交ぜていく。
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2019年7月にロケッツにトレードされるまで11年間オクラホマシティ・サンダーでプレイしているウェストブルックは、「オクラホマに住むことで、同州の豊富で悲しみに溢れた歴史に目を開かせてくれた」とツイッターに投稿している。
#terrorintulsa #blackwallstreet pic.twitter.com/BcJCzJHS0N
— Russell Westbrook (@russwest44) June 10, 2020
原文:Report: Westbrook to produce docuseries on 1921 Tulsa race massacre by NBA.com