NBA理事会がルール変更を承認、ショットクロックやクリアパスファウルの規定が変更に

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9月21日(日本時間22日)、NBA理事会は、2018-19シーズンに先立ち、ルール変更について全会一致で承認した。

2018年のNBAプレシーズンより、オフェンシブリバウンドが絡む以下の状況になった場合、ショットクロックは従来の24秒ではなく14秒にリセットされてプレイが再開される。また、クリアパスファウル(速攻などで相手が確実に得点できる状況での守備側のファウル)が単純化されるほか、敵対的行為も映像判定の対象に加わる。

各ルールの変更点は以下の通り。

ショットクロックのリセット

ショットクロックは、以下の状況で14秒にリセットされる。

●リムに当たって失投になったフィールドゴール、フリースローのオフェンシブリバウンドを取った場合。
●リムに当たって失投になったFG、FTの際、守備側のチームにルーズボールファウルがコールされた場合。
●リムに当たって失投になったFG、FTの後、ボールがアウト・オブ・バウンズになり、攻撃側のポゼッションで再開される場合。

同ルールは、Gリーグでは2016-17シーズンから、WNBAでは2016年から、FIBAでは2014-15シーズンから適用されている。また、2018年のNBAサマーリーグでも導入された。

クリアパスファウルの単純化

クリアパスファウルの変更に伴い、不明瞭な審判の判定基準と同ルールの適用範囲を制定するため、明確な基準が設けられた。クリアパスファウルは、速攻時に得点機会を得た(transition scoring oppotunity)攻撃側の選手に対して守備側の選手が犯すファウルのこと。以下の状況で、ファウルによって攻撃側のチームが得点機会を奪われた場合、守備側の選手にパーソナルファウルが適用される。

●ボールがバックコートのサークル先端部分より前にある場合。
●速攻での得点機会を得た攻撃側の選手の前に守備側の選手がついていない場合。
●速攻での得点機会を得た攻撃側の選手がボールをコントロールする状況下、または同選手がパスを受けた場合。

クリアパスファウルの単純化により、審判は今後、守備側の選手が速攻時に得点機会を得た攻撃側の選手とゴールの間にいたかどうか、もしくは同様の状況で攻撃側の選手とゴールの間にポジションを取る機会があったかどうかを判定せずに済む。また審判は、速攻時に得点機会を得た攻撃側の選手の前にポジションを取った守備側の選手がファウルを犯す状況にあったかどうか、もしくはフロントコートで守備側の選手が速攻からの攻撃側の得点機会を妨げたかどうかを判定しなくとも済む。さらに、同様の状況でのプレイは、今後バックコートで判定される必要がなくなる(速攻からの得点機会はフロントコートで生まれるため)。

この単純化により、攻撃側の選手がシュート体勢に入っている場合、もしくは攻撃側が味方へ出したパスを守備側の選手がインターセプトまたはディフレクト(ボールに触れて逸らす)した場合には、クリアパスファウルは適用されない。

クリアパスファウルが適用された場合は、引き続きファウルを受けた側に2本のフリースローと攻撃ポゼッションが与えられ、ファウルが起こったスポットに最も近いサイドラインからのスローインでプレイが再開される。

クリアパスファウルの適用例は以下を参照。
http://official.nba.com/example-of-clear-path-rule-simplifications/

敵対的行為に対する映像判定の適用拡大

対戦チーム、審判、もしくはファンに対して“敵対的行為”に及んだ選手またはコーチに対し、適切なペナルティを科すべきかを判断するために映像判定を用いることができるようになる。

上記のルール変更案は、NBA競技委員会が全会一致でNBA理事会に提案した。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ