シーズン再開に備える八村塁「バスケができることに感謝」、馬場雄大の移籍については「良い決断」

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7月19日(日本時間20日)、ワシントン・ウィザーズの八村塁がZoomによるオンライン会見に参加した。

7日にフロリダ州オーランドに到着し、9日から全体練習が始まって10日余りが経った現在の状態について、八村は「チームとしても最初に比べてだんだん慣れてきた」と手応えを感じている様子を伺わせた。

「今日は5on5でもいい戦いができたし、僕らは若いチームなのでどんどん積極的にやっていくことでチームのケミストリーが生まれていくと思う。5on5などで試合に向けて調整していきたい」。

30日(同31日)のシーズン再開を前に、NBAは22日(同23日)から参加する22チームがそれぞれ3試合ずつスクリメージ(練習試合)を行なう。約4か月半ぶりの“実戦”に向けて八村は「すごく楽しみですね」と語っている。

「4~5か月くらいずっと試合ができていなかったので、やっと戻れるなあということを楽しく思っています。今こういう環境でNBAがやらせてくれること、大変な状況でもバスケができることに感謝したいなと思います」。

また、このオンライン会見の前日に発表された同郷の先輩で同じ日本代表の馬場雄大の移籍(オーストラリアNBLのメルボルン・ユナイテッドと契約)については「雄大さんに連絡しておめでとうと言った」という。NBA入りを目指している馬場は、開幕前にダラス・マーベリックスと契約し、傘下のNBA Gリーグチーム、テキサス・レジェンズでプレイした。

八村は「雄大さん自身もそこでプレイすること自体を目標にしているわけではなく、NBAを目指してやっている。来シーズンは、Gリーグ、NBAのシーズンでさえまだわからないなかで、良い決断をしたんじゃないかと思います」と、馬場の選択を支持した。

ジョン・ウォール、ブラッドリー・ビール、ダービス・ベルターンスが再開シーズンに参加しないことが決まっているウィザーズ(24勝40敗)は、再開シーズンにイースタン・カンファレンス9位で参加し、7位ブルックリン・ネッツ(30勝34敗)、8位オーランド・マジック(30勝35敗)とプレイオフ最終枠を争う。

8位マジックまで5.5ゲーム差をつけられている状態だが、再開後のシーディングゲーム8試合で8位との差を4ゲーム差以内に縮めることができれば、プレイオフ最終スポット決定戦であるプレイイン・トーナメントに進むことができる。プレイイン・トーナメントでは8位のチームが1勝、9位のチームは2連勝すればプレイオフ出場権を獲得できる。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ