プレシーズンのNBA日本人対決はサンズが勝利 八村塁とマッチアップした渡邊雄太が12得点の活躍:試合経過・結果・ハイライト

大西玲央 Reo Onishi

プレシーズンのNBA日本人対決はサンズが勝利 八村塁とマッチアップした渡邊雄太が12得点の活躍:試合経過・結果・ハイライト image

10月20日(現地19日)、八村塁が所属するロサンゼルス・レイカーズと渡邊雄太が所属するフェニックス・サンズがカリフォルニア州パームデザートのアクリシュア・アリーナでプレシーズン戦を行い、後半に勢いに乗ったサンズがで勝利した。

今季は同カンファレンスということもあってこれまでよりも直接対決が増えることとなるが、早速プレシーズンで対戦が実現。両者共にベンチからのスタートとなった。

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渡邊は15分58秒間のプレイで3ポイントショット4本中2本成功を含むフィールドゴール8本中4本成功、フリースロー4本中2本成功の12得点。そのほか、3リバウンド、1アシストをマークしている。ターンオーバーはなし、パーソナルファウルは1、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスはチームで2番目に高い+22だった。

一方、八村は19分11秒間のプレイで3Pショット1本中0本成功を含むフィールドゴール5本中1本成功、フリースロー1本中1本成功の3得点。そのほか、1リバウンドをマーク。ターンオーバーとパーソナルファウルはそれぞれ1、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスは-30だった。

両チームともあまり良いスタートを切れなかったこの試合、第1クォーター途中に八村と渡邊がベンチから登場。八村のドライブに対して渡邊が良い守備を見せるなど、早速マッチアップする形となった。

先に得点を決めたのは渡邊。ドリュー・ユーバンクスからのハンドオフを受け、そのままスクリーンを使ってフリーでのミドルジャンパーを沈める。さらに、レブロン・ジェームズに3Pを決められた続くポゼッション、今度は渡邊がクイックリリースでジェームズの上から3Pを決め返し第1クォーターに5得点を記録した。

前半は無得点に終わった八村だが、第3Qにディフェンダーのジョシュ・オコーギーをショットフェイクで飛ばし、ファウルを受けながらもバンクショットを決めるアンド1を獲得。フリースローも決めて3得点をマーク。八村はこれが唯一の得点となった。

渡邊は第3Qにサイドラインプレイからの3P成功、そして第4Qにはベースラインカットから豪快なツーハンドダンクを叩き込み、12得点と好調さを見せつけた。

両チームともこれが最後のプレシーズン戦で、サンズは4勝1敗、レイカーズは2勝4敗の成績で終わった。レギュラーシーズンは25日(現地24日)に開幕し、サンズはにゴールデンステイト・ウォリアーズと、レイカーズはデンバー・ナゲッツと対戦する。

スコア

チーム 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
サンズ 24 30 35 34 123
レイカーズ 20 38 15 27 100
ボックススコア

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試合経過・ハイライト

※内容は逆時系列。時刻は日本時間表記。

13:33 - 試合終了、サンズが123-100で勝利。

13:08 - ドリュー・ユーバンクスが強烈なダンクを叩き込む!PHX 93-73 LAL

13:03 - ベースラインカットからユーバンクスのパスを受けてツーハンドダンクを叩き込む渡邊雄太!

△第4クォーター

13:03 - サンズが流れるようなオフェンスでリードを広げ第3Q終了。PHX 89-73 LAL

13:01 - 渡邊が3P試投でキャム・レディッシュのファウルを誘いFT獲得。3本中2本決めて10得点! PHX 85-71 LAL

12:58 - サイドラインプレイで渡邊雄太がこの日2本目の3Pを決める! PHX 77-71 LAL

12:52 - 八村がディフェンダーを飛ばし、ファウルを受けながらもジャンプショットを決める!  フリースローも決めてアンド1。PHX 70-68 LAL

12:49 - グレイソン・アレンがスティール、自ら持ち込みダンクでフィニッシュ! PHX 70-65 LAL

12:37 - ナシール・リトルのレイアップでサンズが1点差まで追い上げる。PHX 61-62 LAL

12:31 - 後半スタート。レブロンとデイビスは引き続き出場も、デュラントの姿はベンチに。

△第3クォーター

  • 八村塁:10分37秒出場、0得点(FG 0/2)
  • 渡邊雄太:9分7秒出場、5得点(FG 2/4、3P 1/2)、2リバウンド

△ハーフタイム

12:15 - 最後にデュラントがターンアラウンドジャンパーを決め、前半終了。レイカーズが4点リード。

12:12 - レブロンの3P試投へのオコーギーのファウルに対してサンズのボーゲルHCがチャレンジを要求するも失敗。

12:08 - デュラントがプルアップ3Pを決めサンズが追い上げを見せる。PHX 51-54 LAL

11:52 - 今季本数を増やすと言われている3Pをアンソニー・デイビスが決める! PHX 36-40 LAL

11:45 - レブロンがこの日2本目となる3Pを決めレイカーズが逆転。PHX 27-29 LAL

△第2クォーター

11:40 - 第1Q残り3秒で渡邊がレブロンの上から3ポイントショットを沈める! 第1Qはサンズが24-20でリードして終了。

11:35 - ドリュー・ユーバンクスからのハンドオフを受けた渡邊雄太がミドルジャンパーを決め初得点。

11:29 - 八村と渡邊がマッチアップ、八村がドライブを仕掛けるも渡邊が守り切る。

11:28 - 渡邊雄太がジョシュ・オコーギーとの交代でこの試合初登場。

11:22 - 八村塁がレブロン・ジェームズとの交代でこの試合初登場。

11:19 - サンズの初得点はケビン・デュラントのフリースロー。

11:15 - レイカーズが連続7得点で7-0のリード。サンズが試合開始2分で早速タイムアウトを要求。

11:13 - 試合最初の得点はディアンジェロ・ラッセルからアンソニー・デイビスへのアリウープ!

11:11 - ティップオフ!

△第1クォーター

11:00 - レイカーズ、試合前のハドル。

10:35 - なんと試合で対戦するのは2018年以来となるレブロンとデュラント。

Kevin Durant, LeBron James
(NBA Entertainment)

9:54 - 試合前にアップするレブロンとデュラント。

9:47 - サンズはデビン・ブッカー(休養)とブラッドリー’・ビール(背中)が欠場することをフランク・ボーゲルHCが発表。先発メンバーはケビン・デュラント、ユスフ・ヌルキッチ、ジョシュ・オコーギー、エリック・ゴードン、グレイソン・アレン。

9:44 - レイカーズの先発メンバーはレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、オースティン・リーブス、ディアンジェロ・ラッセル、トーリアン・プリンス。

△試合前

※内容は逆時系列。時刻は日本時間表記。

大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。