八村塁は15得点 レイカーズ敗退で王者ナゲッツの地区準決勝進出決定|NBAプレイオフ2024

坂東実藍 Miran Bando

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ロサンゼルス・レイカーズの八村塁が4月30日(現地時間29日)、コロラド州デンバーのボール・アリーナで行われたデンバー・ナゲッツとのウェスタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第5戦で先発出場し、15得点を記録した。レイカーズは106-108で競り負け、シリーズ1勝4敗で1回戦敗退が決まっている。

八村は34分10秒間のプレイで3ポイントショット5本中2本成功を含むフィールドゴール15本中6本成功、フリースロー2本中1本成功で15得点。そのほか、5リバウンド、1アシストをマークしている。ターンオーバーとパーソナルファウルはなく、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスは-8だった。

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開始39秒、八村はアンソニー・デイビスのパスを受け、左ウィングから3Pを沈めて初得点をあげると、第1クォーターに3オフェンシブリバウンドを記録。残り4分35秒から出場した第2Qは、同4分7秒にベースラインドライブからレイアップを決めると、FTで加点し、6得点でハーフタイムを迎える。

後半にこの日2本目の3Pを沈めて両軍最初の得点をあげた八村は、第3Q残り6分14秒にドライブからのレイアップで二桁得点を達成。同4分29秒にデイビスのアシストでダンクを決めると、第4Q残り8分33秒にもレブロン・ジェームズのアシストでこの日2本目のダンクを叩きこんだ。

3点差をつけて前半を終えたレイカーズは、第3Qに9点までリードを広げるも、その後10-21のランを許し、2点を追って第4Qに突入。残り26.3秒にジェームズのFT2本でタイスコアとするも、同4秒にジャマール・マレーにジャンプショットを決められて力尽きた。

レイカーズ(1勝4敗)はジェームズが30得点、9リバウンド、11アシスト、4スティール、オースティン・リーブスが19得点、デイビスが17得点、15リバウンド、ディアンジェロ・ラッセルが14得点、6アシストを記録している。

ジェームズは「まずは彼らに脱帽だ」とナゲッツを称賛した。

「王者だよ。素晴らしいチームだ。とてもよく指導されており、シリーズに勝つために終盤のプレイを決めた。しかるべき称賛をする。それは当然だ」

ダービン・ハム・ヘッドコーチは「いろいろなことがあったが、これ以上ないほどにクルーを誇らしく思う」と述べている。

「もちろん、シリーズに勝つことはできなかった。自分たちが望んだようには始まらなかった。だが、ホームであの1勝をあげるために、今日の試合に勝つために必死に戦うために、みんながすごいガッツと気概を示してくれたんだ」

一方、ナゲッツ(4勝1敗)はマレーが32得点、7アシスト、マイケル・ポーターJr.が26得点、ニコラ・ヨキッチが25得点、20リバウンド、9アシスト、アーロン・ゴードンが7得点、13リバウンド、6アシストをマークした。

第2戦でも決勝ブザービーターショットを沈めていたマレーは、「今回はもう少し良かった」とし、「子どものころに夢に見るショットだ」と喜んだ。

「レイカーズに感謝だ。素晴らしいシリーズにしてくれた」

ふくらはぎのケガで出場が危ぶまれ、アイスパックをしてウォームアップに臨んでいたマレーは、「やれるかどうかを見極めるのに少し早めに来て、できると思った。リスクを冒したくないと言われたけどね」と明かした。

「ノーと言われたよ。それで僕はノーと返したんだ。チームメイトたちだけに行かせたくなかった」

「僕らはシーズンを通じて戦ってきた。全員がどこかで傷ついている。みんなが何かしら抱えているんだ。この試合に出られなかったら、堂々としていられなかっただろう」

「僕が言うことを聞き、僕の体の声を聞いて、とにかく信頼してくれたことがうれしい」

西地区第2シードのナゲッツは、カンファレンス・セミファイナルで第3シードのミネソタ・ティンバーウルブズと対戦する。

ボックススコア

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。