八村塁がダンク2本で3戦連続二桁の17得点 レイカーズは第4Qに21点差から逆転勝利

坂東実藍 Miran Bando

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ロサンゼルス・レイカーズの八村塁が2月29日(現地時間28日)、カリフォルニア州ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナで行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦で先発出場し、17得点を記録した。レイカーズは116-112で勝利している。

八村は29分27秒間のプレイで3ポイントショット5本中1本成功を含むフィールドゴール15本中8本成功の17得点(フリースロー試投なし)。そのほか、2リバウンド、1スティールをマークしている。ターンオーバーとパーソナルファウルは各2、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスは+1だった。

第1クォーター残り10分31秒にオースティン・リーブスのお膳立てでゴール下からこの日初得点をあげた八村は、同6分58秒にレブロン・ジェームズのアシストでダンクを叩きこむ。

第2Q、八村は残り8分19秒に再登場すると、同6分12秒にペイント内からのジャンプショットを沈めると、同5分42秒には力強い押し込みからこの日2本目のダンク。同56.9秒にゴール下からショットを決め、二桁得点を達成する。

後半に入り、第3Q残り9分10秒に速攻からレイアップで加点した八村は、同8分46秒に相手のパスをディフレクト。スティールを記録して守備でも貢献した。

八村はチームが5点を追っていた第4Q残り5分16秒にコートに戻ると、タイスコアで迎えた同3分10秒にジェームズのアシストで左コーナーから3Pを成功。さらに同2分26秒にもベースラインドライブからのリバースレイアップでチームを5点リードに導く。

残り1分12秒にディアンジェロ・ラッセルの3Pで6点リードとしたレイカーズは、ジェームズ・ハーデンとカワイ・レナードの得点で2点差に詰め寄られる。だが、同7.0秒のレナードのショットが外れ、リバウンドを拾ったジェームズのアシストでキャム・レディッシュがダンクを叩きこみ、勝利を確実にした。

レイカーズは第3Q終了時で21点のビハインドを背負っていたが、ジェームズが第4Qだけで5本の3P成功など19得点をマーク。逆にクリッパーズを16得点に抑えて白星をあげている。

今季のクリッパーズ戦で4戦3勝と2011-2012シーズン以来の勝ち越しとしたレイカーズ(32勝28敗)は、ジェームズが今季自己最多となる7本の3P成功などで34得点、6リバウンド、8アシスト、アンソニー・デイビスが20得点、12リバウンド、3ブロック、ラッセルが18得点、6アシスト、オースティン・リーブスが13得点、8リバウンド、5アシストを記録した。

一方、ポール・ジョージ(左ひざ)とイビツァ・ズバッツ(体調不良)を欠き、約2か月ぶりの連敗となったクリッパーズ(37勝20敗)は、レナードが26得点、7リバウンド、6アシスト、ハーデンが23得点、9アシスト、テレンス・マンが16得点、6リバウンド、ノーマン・パウエルが14得点をマークしている。

レイカーズは3月1日午後12時30分(現地2月29日)にクリプトドットコム・アリーナでワシントン・ウィザーズと対戦する。

ボックススコア

坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。