八村塁はわずか5試合でレブロンやレイカーズに好印象を与えている

Stephen Noh

八村塁はわずか5試合でレブロンやレイカーズに好印象を与えている image

八村塁がロサンゼルス・レイカーズに加入して5試合を終えたが、彼はすでにその存在感を示している。

ここ3試合は先発出場し、1試合平均14.0得点、7.3リバウンドを記録している。成功率も素晴らしく、フィールドゴール成功率は50.0%、3ポイントショット成功率は42.9%だ。

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今回は、八村がレイカーズでいかに早くリズムをつかんだかを紹介しよう。

八村塁はレイカーズのオフェンスの即戦力

八村の得点力はレイカーズで完璧なまでに発揮された。

彼はさまざまな方法で得点することができている。レイカーズはポストアップで彼のサイズを生かしている。また、レブロン・ジェームズがサイドラインを走って攻めるときに八村がジェームズのためにスクリーナーとなるピストルセットでは、レブロン・ジェームズと良いケミストリーを築いている。

そしてその2人はすでにトランジションでよく連携が取れている。

八村はレイカーズでの60得点のうち19得点を、シンプルに一生懸命コートを走ることで獲得している。彼のレイカーズでのトランジション攻撃における1ポゼッションあたり1.27得点という数字は、リーグで76パーセンタイルの位置にある。

八村塁のディフェンスは予想以上

八村は、リーグにおいて攻撃面で最も才能のある選手の何人かを1on1で封じ込めている。NBAのトラッキングデータによると、1月31日(日本時間2月1日)にニューヨーク・ニックスにレイカーズが勝利した試合で、主要ディフェンダーの彼がオールスター選手のジュリアス・ランドルをフィールドゴール10本中3本に抑えた。

オフボールでは、八村はそれほど良いとはいえない。上記の試合でジェイレン・ブランソンへのブロックなど、いくつかの大きな影響を与えるプレイはしているが、彼は集中力が切れたり、ローテーションに遅れたりする傾向がまだある。

時々そういった小さなミスはあるものの、八村のディフェンスへの影響は全体的に素晴らしい。『Basketball-Reference』によると、彼が出場しているときのレイカーズは、出場していないときに比べて、相手チームを100ポゼッションあたり8.6得点少なく抑えており、それはリーグ首位のクリーブランド・キャバリアーズのディフェンシブレーティング(109.7)よりも良い数字だ。

彼はまた、アンソニー・デイビスと並んで多くの出場時間を記録しており、それがあの強力なディフェンスに貢献しているのかもしれない。

八村塁のポジティブなインパクトはレブロンらも賞賛

八村の貢献はすべて、チームに非常にポジティブな影響を与えている。レイカーズは、彼が出場しているときは、出場していない時に比べて100ポゼッションあたり8.5得点多く得点している。『Cleaning the Glass』によると、今シーズンこれまでそれ以上の得点差を記録しているのはジェームズだけだ。

八村は、レイカーズに不足していたサイズと得点力を与えてくれている。『The Orange County Register』のカイル・グーン記者が報じたように、ジェームズは「6フィート8インチ(約203cm)のウィングがもう1人いるのは良い気分だね」と承認している。

レイカーズがニックスに勝利した後、ジェームズはさらに八村への称賛した。

「彼はゲームの最初から最後までアグレッシブだった」とジェームズは話す

「僕らは塁にチームにフィットしてほしいとは思っていない。たとえ彼がクールだからってなんとなくチームの型にはまってほしくない。確かに彼は超クールで、とても物静かで、手がかからない選手だ」

「でも、彼はチームに好影響を与える能力を持っており、彼には毎試合それを見せてもらわなくちゃいけない。(アンソニー)デイビスが言ったように、最初からアグレッシブであることが大事で、塁は最後の最後までまさにそうで、あのブロックでパフォーマンスを締めくくった。だから、彼のような素晴らしい選手がチームにいてくれて僕らはラッキーだよ」

インディアナ・ペイサーズのリック・カーライル・ヘッドコーチも、2月2日(同3日)に両チームが対戦する前に、八村のレイカーズへのフィットを高く評価した。

「彼がこのリーグで先発レベルの選手であることは明らかだ」とカーライルは言う。

「彼がすることはレイカーズのハイレベルな選手たちとうまく噛み合う」

八村は新天地にすっかりなじんでいるように見え、統計や周囲からの評価もそれを裏付けている。

原文:Rui Hachimura is already impressing LeBron James, Lakers just five games into Los Angeles tenure
翻訳:YOKO B Twitter:@yoko_okc

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Stephen Noh

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Stephen Noh started writing about the NBA as one of the first members of The Athletic in 2016. He covered the Chicago Bulls, both through big outlets and independent newsletters, for six years before joining The Sporting News in 2022. Stephen is also an avid poker player and wrote for PokerNews while covering the World Series of Poker from 2006-2008.