八村塁「僕らがエナジーをもたらす必要がありました」|マジック戦後一問一答(3月20日/現地19日)

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宮地陽子 Yoko Miyaji

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ロサンゼルス・レイカーズの八村塁が、3月20日(現地19日)にホームのクリプトドットコム・アリーナで行われたオーランド・マジック戦後にメディアの取材に応じた。

この試合で八村は、18分56秒間のプレイで3ポイントショット1本試投を含むフィールドゴール9本中4本成功の8得点、5リバウンド、1アシスト、1ブロックを記録。チームは111-105で勝利している。

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以下、八村の試合後の一問一答(前半は英語での質疑応答の翻訳、後半は日本語での質疑応答。質問は要約)。


最初の5~6分がスロースタートだったので、僕らがエナジーをもたらす必要がありました

──オースティン・リーブスの35得点、6リバウンド、6アシストの活躍について。

八村:キャリアハイですよね? 素晴らしい活躍だったと思います。最初から正しいプレーをしていましたし、彼は得点できるだけでなく、プレイメイクもできる。素晴らしい活躍で、試合に勝つことができました。

──リーブスの選手としての素晴らしさ、将来に向けての可能性など。

八村:僕が最初にこのチームに入った時には、彼はまだ怪我をしていて、その前も彼のプレイはあまり見たことがなかったので、どんなプレイヤーなのかあまり知らなかったのですが、戻ってきてからの彼のプレイを見て、彼はできる選手だと思いました。得点だけでなくプレイメイクもできる、素晴らしい選手だと思います。

──今日のような試合でベンチが合計61得点をあげる活躍ができた重要性について。

八村:特に今日は、試合最初の5~6分がスロースタートだったので、僕らがエナジーをもたらす必要がありました。デニス(・シュルーダー)が僕らに、試合に出た時はエナジーを出していこうと話していたんです。セカンドユニットが出た時間帯で、特にオフェンス面で、ボールをシェアしてやるべきことをやることができました。

──ADが何人かの選手について称賛していて、あなたについては連続6得点を獲得したのが良かったと話していました。個人的に、自分のリズムを見つけただけでなく、チームが必要としているプレイをできたということはどれだけ良い気分?

八村:ディフェンスでもオフェンスでも、とにかくアグレッシブにやろうとしていました。レブロン(・ジェームズ)からオースティンに、僕とのツーメンゲームをやるようにという指示が出ていたんです。特にあの時は良いリズムでプレイできていたので、アグレッシブにやるように心がけていました。

──順位表はどれだけ見ていますか? 今日勝ったことで9位タイ(※タイブレイクで10位)になりましたが、負けていたら12位まで落ちていたところでした。

八村:毎試合変わりますよね。でも、コーチが言うように、1試合ずつに集中してやるようにしています。この試合には勝ちましたが、次の試合にも勝つ必要があります。

──マジックのパウロ・バンケロについて。

八村:彼は本当に19歳ですか? そうは思えないです。すでにNBAゲームが身についていますし、とてもフィジカル。ウィングもプレイできます。素晴らしい選手だと思います。

──今日NCAAトーナメント2回戦に勝利してベスト16に駒を進めた母校、ゴンザガ大の優勝のチャンスについて。

八村:今年はチャンスがあると思っています。多くの強豪がすでに負けているので。応援しています。

──次の相手はUCLAですよね?

八村:そうですね、ラスベガスでUCLAと対戦です。僕も行くかもしれません。

(以下、日本メディアに日本語で対応)

僕らの息が合ってきてるっていうのを毎試合感じられる

──2連敗後で勝たなくてはいけない試合に粘り勝つことができて。

八村:最初の流れがあまり良くなかったんですけど、僕らセカンドユニットから良い感じで流れが出てきたので、そこで良い感じで抑えれたので良かったんじゃないかなと思います。

──セカンドユニットの雰囲気、みんなで話していることについて。

八村:オースティンとも僕、話していて、最初の方に僕と彼で抑えてからまとめていかなきゃいけないという話をしてたので。デニスもセカンドユニットに入って、良い感じでできているんじゃないかなと思います。そのまま続けていきたいです。

──ケミストリーができてきてるように感じるか?

八村:そうですね。ケミストリーもそうですし、僕らの息が合ってきてるっていうのを毎試合感じられるので、そこは続けていきたいなと思います。

──最後まで諦めないチームだというのを感じるか?

八村:そうですね。最初から、トレードされた時から僕はそれを感じていたので、それは良いことじゃないかなと思いました。

──第4クォーター、大事な場面でのブロックで相手の得点を止めたことについて。

八村:そういうディフェンスの部分でも、もっと活躍をしていきたいと思っているので、そういう意味では今日は良いことができたんじゃないかなと思います。

取材・一問一答構成:宮地陽子


レイカーズは次戦、3月23日 午前11時(現地22日)に再びクリプトドットコム・アリーナでフェニックス・サンズと対戦する。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ

宮地陽子 Yoko Miyaji

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東京都出身。ロサンゼルスを拠点とするスポーツライター。バスケットボールを専門とし、NBAやアメリカで活動する日本人選手、国際大会等を取材し、複数の媒体に寄稿。著書に「The Man ~ マイケル・ジョーダン・ストーリー完結編」(日本文化出版)、「スラムダンク奨学生インタビュー その先の世界へ」(集英社)、編書に田臥勇太著「Never Too Late 今からでも遅くない」(日本文化出版)