八村塁「NCAAトーナメントは楽しかったので(富永選手にも)頑張ってほしい」|現地3月18日ホークス戦後一問一答

宮地陽子 Yoko Miyaji

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ロサンゼルス・レイカーズの八村塁が、3月19日(現地18日)に本拠地であるクリプトドットコム・アリーナで行われたアトランタ・ホークス戦後にメディアの取材に応じた。

この試合で先発出場した八村は、25分55秒間のプレイで17得点、3リバウンド、1アシストをマーク。試合はレイカーズが136-105で勝利している。

以下、八村の試合後の一問一答(日本語での質疑応答。質問は要約)。


チームとしてもケミストリーが上がっているので、チームから(前より)信頼してもらっている

──前戦(16日ゴールデンステイト・ウォリアーズ戦)の敗戦後の気持ちの切り替えについて。

八村:この間は大事な試合だったのに負けてしまった。AD(アンソニー・デイビス)のケガとか、色々あったんですけれど、その中で、僕らしっかり切り替えられたんじゃないかなと思うので良かったです。

──レギュラーシーズン終盤で、昨季のように調子をあげるために必要なことは?

八村:しっかり気を抜かないことじゃないですか。僕ら、出だしが良かったりすると後半が駄目だったりとか、出だしが悪かったら後半が良かったりするので、しっかり、コンシスタントにやっていくというのは大事じゃないかなと思います。

──シーズンが始まったときにはここまで切羽詰まった状況になるとは考えていなかったと思うが。

八村:僕らとしてもプレイオフを目指したい。その面では今、範囲内には入っている。できるだけプレイインなしでやりたい(プレイオフに出たい)んですけれど、ウェストは厳しいので、自分たちでできるだけ勝てるように頑張っていきたいなと思います。

──自分自身のここまでのできとして、うまくできていること、できていないことは?

八村:チームとしてもケミストリーが上がっているので、チームから(前より)信頼してもらっているというのがある。もっとボールが回ってきたり、プレイアクションにも入ってきている。そういうところは良いかなと思いますけれど、ディフェンスの部分で、チームとしても僕としてもまだまだなところがあるので、そこはやっていかないといけないなと思います。

NCAAトーナメントは楽しかったので(富永選手にも)頑張ってほしい

──NCAAトーナメントの組み合わせが発表されたが、ブラケット予想はしている?

八村:いや、まだしていないですね(笑)。

大学──応援するのはゴンザガ大学とアリゾナ?

八村:そうですね。ゴンザガ(母校)とアリゾナ(元ゴンザガ大のトミー・ロイドがヘッドコーチ)を応援できたら良いなと思います。

──富永啓生選手のことは知っている?

八村:あ、富永選手(NCAAトーナメントに)入ったんですか?

──はい、ネブラスカ大学もNCAAトーナメント出場が決まりました。

八村:そうやって日本人として頑張っていってもらいたいなと思います。NCAAトーナメントっていうのはNBAとは違う大きさがあるので、そこで活躍できるかできないかはやっぱり大事になってくるんじゃないかなと思うので、頑張ってほしいです。

──八村選手にとってもNCAAトーナメントは懐かしい思い出?

八村:そうですね。NCAAトーナメントは楽しかったので。(富永選手にも)頑張ってほしいなと思います。

取材・一問一答構成:宮地陽子


レイカーズは次戦、3月23日 午前11時30分(現地22日)にクリプトドットコム・アリーナでフィラデルフィア・76ersと対戦する。

宮地陽子 Yoko Miyaji

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東京都出身。ロサンゼルスを拠点とするスポーツライター。バスケットボールを専門とし、NBAやアメリカで活動する日本人選手、国際大会等を取材し、複数の媒体に寄稿。著書に「The Man ~ マイケル・ジョーダン・ストーリー完結編」(日本文化出版)、「スラムダンク奨学生インタビュー その先の世界へ」(集英社)、編書に田臥勇太著「Never Too Late 今からでも遅くない」(日本文化出版)