八村塁「レブロンが欠場して、とにかくこの勝利が必要だと思っていた」|レイカーズ戦後一問一答(11月13日/現地12日)

宮地陽子 Yoko Miyaji

八村塁「レブロンが欠場して、とにかくこの勝利が必要だと思っていた」|レイカーズ戦後一問一答(11月13日/現地12日) image

ロサンゼルス・レイカーズの八村塁が、11月13日(現地12日)にホームのクリプトドットコム・アリーナで行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦後にメディアの取材に応じた。

この試合で先発出場した八村は、32分58秒間のプレイで3ポイントショット3本中1本成功を含むフィールドゴール10本中6本成功、フリースロー6本中6本成功の19得点、5リバウンド、2アシスト、2スティールをを記録。試合はレイカーズが116-110で勝利している。

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以下、八村の試合後の一問一答(日本語での質疑応答。質問は要約)。


コーチに試合前から『お前がスターターだ』って言われたので、思い切ってやりました。

──スターターで出場し、勝利に貢献したことについて。

八村:そうですね。今日はレブロン(・ジェームズ)が出なかったので、コーチに試合前から『お前がスターターだ』『気持ちでアグレッシブに行け』って言われたので、思い切って、そこを意識してやりましたね。

──復帰以来好調で、最初から思いきっていくことができたか。

八村:そうですね。オフェンスの部分でもそうですけれど、ディフェンスの部分でも、すごい今日は意識してやったので、そういうところでは良い活躍ができたんじゃないかと思います。

──レブロンが休んでいるなかで、みんなで勝利を得たことについて。

八村:こうやってチームのなかでも、スター選手が休んできたり、ケガとかでスター選手だけでなく何人か欠けてきたりすると思うので、そのなかでも、しっかりとチームでお互い支えながらやっていかなきゃいけないなと思います。

──脳震盪で欠場している間からフィルムを研究。このチームが自分がどういうプレイをしたら良いかがつかめてきたか。

八村:そうですね。やっぱりディフェンスが悪いので、そういうところでは、ディフェンスで活躍できれば良いなという感じでやっています。

──試合後にブレイザーズのベンチに行って、スコット・ブルックス・ヘッドコーチコーチ(前ウィザーズHC。現ブレイザーズAC)と挨拶をしていた。

八村:僕の最初のNBAのコーチで、僕をドラフトしてくれて、そこからずっと使ってくれて、そういうコーチ。そういうところでは想いがすごくあり、すごく良い関係のコーチなので、しっかり挨拶できて良かったなと思います。

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(以下英語での質疑応答)

レブロンが欠場して、とにかくこの勝利が必要だと思っていた

──スターターで出るときと控えで出るときで、自分のプレイに対する考えなどが変わるか?

八村:違いますけれど、自分がやらなくてはいけないことは同じなので、結局は同じですね。ディフェンスをして、リバウンドを取り、オフェンスでアタックする。それは同じです。

ただ、リズムの面ではスターティングラインナップのほうがつかみやすいですけれど、チームのために控えから出てほしいということなら、もちろんそれを受け入れます。控えから出るときに大事なのは、どうやってリズムに乗るかという問題だけだと思います。

──第4クォーターの活躍の理由。勝利を確保するために必要だったか。

八村:もちろん、僕らは勝つ必要があります。そのことだけを考えていました。レブロンが欠場して、とにかくこの勝利が必要だと思っていました。

特に第4Qには彼らも追い上げてきて、大事な場面だと思ったので、ディフェンスでもオフェンスでも、いくつか、それまでとは違うプレーをしました。ADがダブルチームをされるので、僕はイージーショットを決める必要がありました。

取材・一問一答構成:宮地陽子


レイカーズは次戦、15日午後12時30分(現地14日)、クリプトドットコム・アリーナでメンフィス・グリズリーズと対戦する。

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宮地陽子 Yoko Miyaji

宮地陽子 Yoko Miyaji Photo

東京都出身。ロサンゼルスを拠点とするスポーツライター。バスケットボールを専門とし、NBAやアメリカで活動する日本人選手、国際大会等を取材し、複数の媒体に寄稿。著書に「The Man ~ マイケル・ジョーダン・ストーリー完結編」(日本文化出版)、「スラムダンク奨学生インタビュー その先の世界へ」(集英社)、編書に田臥勇太著「Never Too Late 今からでも遅くない」(日本文化出版)