ヨキッチが34得点トリプルダブルでナゲッツ先勝 八村塁は17得点:試合経過・結果・ハイライト|NBAプレイオフ2023西地区決勝

大西玲央 Reo Onishi

ヨキッチが34得点トリプルダブルでナゲッツ先勝 八村塁は17得点:試合経過・結果・ハイライト|NBAプレイオフ2023西地区決勝 image

5月17日(現地16日)、コロラド州デンバーのボール・アリーナで八村塁が所属するロサンゼルス・レイカーズとデンバー・ナゲッツによるNBAプレイオフ2023のウェスタン・カンファレンス・ファイナル(西地区決勝)第1戦が行われ、ニコラ・ヨキッチが34得点、21リバウンド、14アシストの活躍を見せたナゲッツが132-126の勝利で先勝した。

レイカーズは第7シードながらも、第2シードのメンフィス・グリズリーズと第6シードのゴールデンステイト・ウォリアーズを倒し、カンファンレンスファイナル進出を決めた。対するナゲッツは、第1シードとして順調に駒を進め、2020年のカンファレンスファイナルの再戦が実現した。

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ベンチからの途中出場となった八村は、28分10秒の出場で3ポイントショット1本中1本成功を含むフィールドゴール11本中8本成功の17得点(フリースローはなし)、1アシスト、1ブロックを記録。ターンオーバーは1、パーソナルファウルは4、出場時のチームの得失点差を表すプラスマイナスはチームトップの+10だった。

前半はヨキッチがオフェンシブリバウンド獲得し続け、レイカーズを圧倒する流れとなった。ヨキッチは前半だけで19得点、16リバウンド、7アシスト、2ブロックと大活躍。戻りの遅いレイカーズ相手にトランジションから得点を量産したナゲッツが18点差のリードを作った。

しかし後半に入ると、レイカーズが反撃。アンソニー・デイビスを筆頭にオフェンスが機能し始め、八村もドライブからの得点などで貢献。さらにディフェンスでは八村がヨキッチを上手く守る場面も度々見られた。

終盤はレイカーズにフリースローで点差を徐々に削られていったナゲッツだったが、最後にジャマール・マレーがレブロン・ジェームズから値千金のスティール。ナゲッツがなんとかレイカーズの猛攻を退き初戦を勝利した。

ナゲッツ(1勝0敗)はヨキッチのほかにマレーが31得点、5リバウンド、5アシスト、3スティール、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが21得点、マイケル・ポーターJr.が15得点、10リバウンド、2ブロックをマーク。

敗れたレイカーズ(0勝1敗)はデイビスが40得点、10リバウンド、3スティール、2ブロック、ジェームズが26得点、12リバウンド、9アシスト、オースティン・リーブスが23得点、8アシストを記録した。

第2戦は再びナゲッツのホームで、日本時間5月19日(金)の午前9時半に開催される。


第1戦 最終スコア・試合経過・ハイライト

レイカーズ (0勝1敗) 126-132 ナゲッツ (1勝0敗)

  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
LAL 25 29 38 34 126
DEN 37 35 34 26 132
ボックススコア配信

※タイムは残り時間

0.0 - レブロンの3Pが外れ、ナゲッツが6点差で初戦を勝利!LAL 126-132 DEN

10.9 - ジャマール・マレーがレブロンからスティールし、レイカーズの攻撃を止める。ファウルゲームとなり、ヨキッチが2本中1本成功。LAL 126-132 DEN

26.3 - ヨキッチがドライブからフリースロー獲得。2本とも決める。LAL 126-131 DEN

2:18 - オースティン・リーブスの3P!LAL 124-127 DEN

2:27 - マレーからゴードンへのアリウープダンク!LAL 121-127 DEN

3:23 - オースティン・リーブスの3Pで3点差に!LAL 121-124 DEN

3:53 - レイカーズがフリースローで少しずつリードを削る。LAL 118-124 DEN

4:39 - アンソニー・デイビスがフリースローを2本決め、40得点に到達。LAL 115-124 DEN

6:09 - AD、KCP、シュルーダーがそれぞれスリー決める点の取り合いに。LAL 110-121 DEN

7:02 - ジャマール・マレーが5ファウル目を吹かれる。マイケル・マローンHCがチャレンジを要求。レビューの結果ファウルはマレーからヨキッチに変更。ヨキッチは3ファウル目。

7:51 - ジャマール・マレーがアンソニー・デイビスをかわしながらレイアップを決める。LAL 104-116 DEN

8:50 - ゴール下でフリーになった八村がADからパスを受け、ツーハンドダンクを叩き込む。LAL 102-111 DEN

9:54 - マイケル・ポーターJr.がコーナースリーを決める。LAL 100-111 DEN

10:09 - マレーの3Pがレビューの結果2Pに変更。LAL 100-108 DEN

10:10 - オースティン・リーブスの3Pでレイカーズが9点差まで詰め寄る。LAL 100-109 DEN

10:39 - 八村のドライビングレイアップ、これで15得点!LAL 97-109 DEN

10:52 - しっかり守られながらもジャマール・マレーがショットクロックブザービーターを決める。LAL 95-109 DEN

△第4クォーター

0.0 - レイカーズが11点差まで詰めながらも、ヨキッチがクォーター終わりにブザービーターを決める。LAL 92-106 DEN

1:03 - 八村がまたもドライブ。相手を押し込み、ゴール下で得点。LAL 88-103 DEN

2:15 - 八村がコーナーからドライブを仕掛けリバースレイアップを決める。LAL 83-101 DEN

3:28 - ブルース・ブラウンのドライビングダンク!!LAL 81-101 DEN

4:53 - レブロンがトランジションでレイアップを決める。LAL 76-93 DEN

6:30 - KCPへのアシストでヨキッチがトリプルダブル達成。LAL 70-88 DEN

8:14 - ヨキッチのナイスアシストからKCPがレイアップを決める。LAL 64-84 DEN

8:44 - ヨキッチがドライビングフローターを決める。LAL 62-82 DEN

10:23 - レブロンのアシストを受けてアンソニー・デイビスがゴール下で得点。LAL 60-78 DEN

10:45 - ヨキッチのスクリーンを使ってマレーが連続3P!LAL 58-78 DEN

11:16 - ジャマール・マレーが3Pを決めて20得点に到達。LAL 56-75 DEN

11:32 - 後半最初の得点はレブロンのドライビングレイアップ。LAL 56-72 DEN

△第3クォーター

レイカーズ

  • アンソニー・デイビス 18得点、2スティール、2ブロック
  • レブロン・ジェームズ 11得点、8リバウンド、3アシスト
  • 八村塁 9得点、1ブロック

ナゲッツ

  • ニコラ・ヨキッチ 19得点、16リバウンド、7アシスト、2ブロック
  • ジャマール・マレー 17得点、4リバウンド、3アシスト
  • ブルース・ブラウン 14得点、4リバウンド

△ハーフタイム

0.0 - 前半終了直前にジャマール・マレーがエルボージャンパーを決めて、ナゲッツがリードを18点に広げる。LAL 54-72 DEN

37.9 - ロニー・ウォーカー四世のコーナースリー。LAL 54-68 DEN

1:47 - マイケル・ポーターJr.のブロックから生まれた速攻、前を走ったポーターJr.がボールをもらいコーナースリーを決める。LAL 47-64 DEN

3:12 - トランジションで八村がミドルジャンパーを決める。LAL 45-56 DEN

5:01 - ヨキッチがスピンターンからツーハンドダンクを決める。LAL 39-51 DEN

5:22 - レブロンのナイスパスからADがリバースダンク。LAL 39-49 DEN

5:51 - アーロン・ゴードンのオフェンシブリバウンドで繋いだポゼッション、ヨキッチがトップから3Pを決める。LAL 37-49 DEN

7:54 - アンソニー・デイビスがヨキッチをブロック!

7:32 - ヨキッチがドライブから得点。早くもダブルダブルを達成。LAL 34-46 DEN

7:54 - アンソニー・デイビスがヨキッチをブロック!

9:17 - 八村塁がトップから3Pを沈める!LAL 32-44 DEN

10:12 - ブルース・ブラウンがトランジションで連続得点。LAL 27-44 DEN

11:30 - 八村がベースラインジャンパーを決める。LAL 27-37 DEN

△第2クォーター

0.0 - 第1クォーター終了間際にレブロンがジャンプショットを決める。ナゲッツが12点差リード。LAL 25-37 DEN

43.0 - レブロンのチェイスダウンブロック!

1:20 - レブロンがポストアップから得点。LAL 23-34 DEN

2:53 - 飛び込んだKCPに合わせてヨキッチがナイスアシスト。LAL 16-32 DEN

3:13 - 八村ダンク!! LAL 16-30 DEN

4:12 - ヨキッチがまたもやオフェンシブリバウンド。プットバックで得点。LAL 14-28 DEN

5:04 - 八村塁がこの試合初出場!

5:55 - オースティン・リーブスがバンクショット3Pを決める。LAL 12-22 DEN

6:31 - アーロン・ゴードンがドライブでペイントまで侵入、鋭いダンクを叩き込む!LAL 9-20 DEN

7:14 - ジャマール・マレーがリバウンドからそのまま自ら運びレイアップを決める。LAL 9-18 DEN

8:37 - ニコラ・ヨキッチが何度もオフェンシブリバウンドを取り最後にティップイン。LAL 5-11 DEN

9:22 - デニス・シュルーダーとマイケル・ポーターJr.が3Pを交換。LAL 5-9 DEN

11:10 - ナゲッツはアーロン・ゴードンがオフェンシブリバウンドから初得点。LAL 2-2 DEN

11:36 - 試合最初の得点はレブロン・ジェームズのレイアップ。LAL 2-0 DEN

12:00 - ティップオフ!

△第1クォーター

レイカーズの先発メンバーはレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、オースティン・リーブス、ディアンジェロ・ラッセル、デニス・シュルーダー。

ナゲッツの先発メンバーはニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレー、アーロン・ゴードン、マイケル・ポーターJr.、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ。

試合前のレブロン・ジェームズ。

関連:【NBAプレイオフ2023展望】西決勝:ナゲッツ対レイカーズ

△ティップオフ前


※以下、試合前時点の情報

レイカーズ対ナゲッツ第1戦試合情報

ボックススコア配信

レイカーズ:第7シード
ナゲッツ:第1シード

会場:ボール・アリーナ(コロラド州デンバー)
日時:2023年5月17日午前9:30(日本時間)
配信:NBA Rakuten

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大西玲央 Reo Onishi

大西玲央 Reo Onishi Photo

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。