八村塁の成長・進化をNBA優勝5回のレイカーズOBフィッシャーが称賛

Gilbert McGregor

坂東実藍 Miran Bando

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ロサンゼルス・レイカーズでの初めてフルシーズンを迎えた今季、八村塁の成長が存分に発揮されている。

昨季のトレードデッドライン(トレード期限)でレイカーズに加わった25歳の八村は、平均12.0得点、3.9リバウンド、フィールドゴール成功率52.2%、3ポイントショット成功率42.4%を記録している。まだ道のりは長い。だが、通算18回目のNBA優勝を目指す中で、レイカーズは今後も八村の貢献に頼っていくだろう。

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レイカーズで5回の優勝を経験し、現在は『Spectrum SportsNet』でスタジオアナリストを務めるデレック・フィッシャーも、レイカーズにおける八村の進化に感銘を受けているひとりだ。

フィッシャーは『スポーティングニュース』で「ずっと垣間見えていたことを今の塁は安定して見せるようになっている」と話した。

「選手が成長・成熟し、自身のベストを発揮できるようになるには時間がかかる」

「だが、私はコービー・ブライアントと一緒にいて、シャック(シャキール・オニール)の支配ぶりを見て、フィル・ジャクソンの素晴らしい指導やジェリー・スローンの指導に対する厳格な姿勢を見てきた。最高級と見なされる人たちと一緒だった経験から言えるのは、本当に、本当に偉大な人と一緒にいると、間違いなく影響されるということだ」

八村とレブロン・ジェームズが関係を深めてきたのはよく知られている。彼らはオフシーズンを通じて一緒にワークアウトしてきた。歴代有数の選手と一緒に、そしてその選手のためにプレイした経験を持つフィッシャーは、レイカーズでの状況が八村の選手としての成長に大きく役立ったと知っている。

LeBron James and Rui Hachimura
(NBAE via Getty Images)

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「毎日レブロンと一緒にいて、彼の偉大さやアンソニー・デイビスの偉大さを目にし、レイカーズという球団にいて、『優勝しなければ本当に意味がない』という重みを感じていると思う」

「そういうことにより、選手として物の見方が進化していくんだ」

八村はレイカーズに加入してから、チームにおける重要な役割を担うようになっていった。NBAプレイオフ2023や2023-2024シーズン序盤には大きな活躍を見せている。

11月8日(日本時間9日)に八村が戦列に復帰して以降、レイカーズは6勝2敗という成績だ。この8試合で八村は平均13.5得点、4.3リバウンド、FG成功率54.8%、3P成功率45.8%を記録している。今季のスタッツを上回る見事な数字だ。

フィッシャーが説明したように、八村の成功は偶然ではない。アシスタントコーチのフィル・ハンディと一緒に取り組んできた仕事の成果だ。

「(八村は)あらゆる仕事に対する称賛にふさわしい。だが、ハンディの選手に対する育成アプローチ、日々取り組むことに選手が納得できるような強力な関係の構築、そういったことの組み合わせで、塁が本当に良いプレイをするようになり、日々安定するようになったと思う」

レイカーズの勝利における八村の貢献は注目に値する。そして彼はまだレイカーズに加入して10か月だ。急速に進化し続けているだけに、これからの10か月はさらに素晴らしいものとなるだろう。

原文:Lakers forward Rui Hachimura's evolution earns high praise from five-time NBA champion Derek Fisher
翻訳:坂東実藍

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Gilbert McGregor

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Gilbert McGregor first joined The Sporting News in 2018 as a content producer for Global editions of NBA.com. Before covering the game, McGregor played basketball collegiately at Wake Forest, graduating with a Communication degree in 2016. McGregor began covering the NBA during the 2017-18 season and has been on hand for a number of league events.

坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。