【リポート】ロケッツ、PJ・タッカーをトレードへ

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ヒューストン・ロケッツのスティーブン・サイラス・ヘッドコーチが、3月11日(日本時間12日)のサクラメント・キングス戦に出場しなかったPJ・タッカーについて、トレードする見込みを明らかにした。

タッカーは遠征に帯同し、ロケッツは当初途中出場させる予定だったが、選手は試合に出場せず、ゲームが終わる前にヒューストンに戻った。

『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者とティム・マクマホン記者によると、タッカーは優勝を競えるチームに移籍できていないことへの不満が募り、25日(同26日)の期限までにフロントがトレード先を見つけるまで、試合に出場しない意向をチームに伝えたという。

キングス戦に先発出場しなかったことで、タッカーは2018年2月6日(同7日)以来のベンチスタートとなり、レギュラーシーズンでの連続先発出場記録は216試合で止まった。

サイラスHCは「今夜は彼が出場する前提でいたが、彼はプレイしなかった」と話している。

「それはがっかりすることだった」

「試合前に、彼がプレイしないことを知った。どこかしらで、PJはもうチームと一緒にいないということで、本人とエージェント、(ラファエル・ストーンGMと)球団が合意した」。

『Houston Chronicle』のジョナサン・フェイゲン記者によると、ロケッツはドラフト指名権だけでなく、若手選手とのトレードを模索中。サイラスHCは「本人と我々にとって良い何かを見つけようとしていく」と述べた。

トレードが実現すれば、ラッセル・ウェストブルック(現ワシントン・ウィザーズ)、ジェームズ・ハーデン(現ブルックリン・ネッツ)に続き、ロケッツにとっては昨季スターターの3人目の移籍となる。

サイラスHCは「騒がしい一年であることは周知のとおりだ」と話した。

「彼はラインナップにいて、自分にできることをし、また、しようとしてきた。だが、この時点で、我々はグループと本人にとって最善となることをしていく。それはおそらく、ここに彼がいないことだ」。

フェニックス・サンズやトロント・ラプターズでもプレイしたタッカーは、2017年にフリーエージェントでロケッツに加入。すぐにスターターとなり、昨季はビッグマンを用いないロケッツのスモールボールの先発センターを務めていた。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ