フェニックス・サンズのクリス・ポールがNBAの安全衛生プロトコルに入った。6月16日(日本時間17日)に『AP』が報じている。ポールがウェスタン・カンファレンス・ファイナル(西地区決勝)に出場できるかどうかは不透明な状況だ。
西地区決勝は、現在行なわれているユタ・ジャズとロサンゼルス・クリッパーズの西地区準決勝シリーズが終了次第、早ければ20日(同21日)からスタートする。サンズによると、ポールのステイタスは19日(同20日)に再評価されるという。
APによると、ポールは新型コロナウイルス(COVID-19)の予防接種を受けており、そのためワクチンが入手しやすくなる前同プロトコルに入った選手よりも早く復帰できる可能性があるという。
「多少の障害があったからといって、私の信念が揺らぐことはないよ」と、サンズのモンティ・ウィリアムズ・ヘッドコーチは16日(同17日)に語った。
「シーズンを通してずっとなんらかの障害はあって、私たちは多くのことを乗り越えてきたんだ。こういうチャレンジを楽しみにして、それを受け入れ、前に進んでいくだけだ」。
ウィリアムズHCはポールの健康状態について具体的には何も明かしていない。サンズは15日(同16日)と16日(同17日)にポール抜きで練習を行ない、西地区決勝に向けて準備を始めている。
ポールは、デンバー・ナゲッツとの西地区準決勝第4戦で37得点をあげ、サンズの”スウィープ”(シリーズ全勝)に大きく貢献した。ポールはキャリアで一度、2018年のヒューストン・ロケッツ時代に西地区決勝に出場。ゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦したそのシリーズでロケッツは3勝2敗でリードしていたが、ポールがハムストリングを負傷して欠場を余儀なくされた第6戦と第7戦の両方に敗れ、ロケッツを下したウォリアーズはNBAファイナルでクリーブランド・キャバリアーズを破ってリーグ2連覇を果たした。
今プレイオフでポールは、1試合平均15.7得点(フィールドゴール成功率51%、3ポイントショット成功率44%、フリースロー成功率91%)、8.7アシストを記録している。