フィラデルフィア・76ersからフリーエージェントになっているジミー・バトラーが、マイアミ・ヒート、ロサンゼルス・クリッパーズ、ポートランド・トレイルブレイザーズを含む4チーム間のトレードでヒートに移籍する、と『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。
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報道によると、ハッサン・ホワイトサイドがブレイザーズへ、ジョシュ・リチャードソンが76ersへ、モーリス・ハークレスと将来のドラフト1巡目指名権がクリッパーズへ、マイヤーズ・レナードがヒートへそれぞれトレードされるという。
6月30日(日本時間7月1日)にFA交渉が解禁になったと同時に、バトラーはヒートと面談し、チームに加入したいことを明らかにしていた。バトラーの契約は4年1億4200万ドルになると予想されている。
ヒートは、76ersとのトレードという形でバトラーを獲得するための交渉を続け、翌日に合意したことになる。
昨シーズン、ホワイトサイドは72試合に出場(53試合に先発)し、平均12.3得点、チーム最多となる11.3リバウンドを記録。しかし、出場時間は平均23分にとどまり、もっと大きな役割を与えられないことに不満を漏らすこともあった。ブレイザーズでは開幕から先発出場するチャンスがあるとホワイトサイドは考えているようだ。
ヒートとサクラメント・キングスで過ごした7シーズンのキャリアで、ホワイトサイドは平均13.4得点、11.4リバウンドを記録している。2015-16シーズンには平均ブロック数でリーグ1位となり、翌シーズンは平均リバウンドで首位に立っている。
ハークレスは昨シーズンのブレイザーズで平均7.7得点を記録した。
レナードはブレイザーズがゴールデンステイト・ウォリアーズにスウィープされたウェスタン・カンファレンス・ファイナル最終戦で30得点を獲得。昨シーズンは平均5.9得点を記録し、キャリア最初の7シーズンをブレイザーズで過ごした。
ヒートとブレイザーズの3選手は全員2019-20シーズンで現在の契約が満了する。
2018年11月にミネソタ・ティンバーウルブズから76ersにトレードされてから、バトラーはクラッチショットを決め、オフェンスを動かし、徹底したディフェンスで76ersがイースタン・カンファレンスの強豪チームへと成長する大きな要因となった。
76ersでプレイした昨レギュラーシーズン55試合で、バトラーは平均18.7得点、5.3リバウンド、4.0アシスト、1.9スティール、フィールドゴール成功率46.7%、3ポイントショット成功率34.7%を記録。チームがトバイアス・ハリスを獲得してからは強力なスターティングラインナップの一部となったことで、2014-15シーズン以来、初めて平均得点が20を下回った。それでも、重要な局面ではバトラーがプレイメイカーまたはフィニッシャーとしてボールを持つことが多かった。
NBA通算8シーズンで4度のオールスター選出、4度のオールディフェンシブ2ndチーム選出を誇るバトラーは、攻守に活躍できるウィング選手として定評がある。
原文:Reports: Heat complete four-team trade for Butler by NBA.com(抄訳)
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