【リポート】ドック・リバースとバックスが合意 新ヘッドコーチ就任へ

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1月23日(日本時間24日)にエイドリアン・グリフィン・ヘッドコーチを解任したミルウォーキー・バックスが、後任にドック・リバースを招へいすると報じられている。

複数の報道によると、新たな指揮官となることでリバースとバックスが合意に達したという。

バックスはアシスタントコーチのジョー・プランティが代理でヘッドコーチを務めると発表していた。だが、その期間は短いものとなるようだ。

ヤニス・アデトクンボ、デイミアン・リラード、そして多くの堅実なロールプレイヤーを擁するバックスは、ミネソタ・ティンバーウルブズと並んでリーグ2位タイとなる30勝13敗。ただ、ディフェンシブレーティングは21位で、対戦相手のペイント内からの得点では25位の数字となっている。

リバースは昨季、フィラデルフィア・76ersで2シーズン連続の50勝を達成。ジョエル・エンビードはMVPを受賞した。だが、プレイオフではイースタン・カンファレンス・ファイナルに進むことができず。3年連続のカンファレンス・セミファイナル敗退に終わり、リバースは解任された。

『ESPN』のアナリストとして今季を迎えたリバースだが、2023-2024シーズン中にベンチに戻る可能性を否定はしていなかった。

10月24日(同25日)、リバースは『AP』に「指揮を執るのが恋しいかって?」と話している。

「シーズンが進むのを見ていこう。それから分かるだろうね。でも、これが今の自分の旅路だ」

リバースは76ersの前にロサンゼルス・クリッパーズ(2013~20年)、ボストン・セルティックス(2004~13年)、オーランド・マジック(1999年~2003年)で指揮を執っている。レギュラーシーズンの戦績は通算1097勝763敗。プレイオフは111勝104敗だ。2007-2008シーズンにセルティックスをNBA優勝に、2009-2010シーズンにNBAファイナルに導いている。あと1勝すれば、通算勝利数ランキングで8位のラリー・ブラウンに並ぶ。

リバースはマジック時代の1999-2000シーズンに年間最優秀コーチ賞を受賞。2022年にNBA史上最も偉大なコーチ15人のひとりに選ばれた。

原文:Reports: Bucks hiring Doc Rivers as next coach(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。