【リポート】ベン・シモンズ、76ersのトレーニングキャンプ不参加へ

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複数の報道によると、フィラデルフィア・76ersのベン・シモンズは来週から始まるチームのトレーニングキャンプに参加しないようだ。また、シモンズは76ersで今後試合に出場しない考えで、球団に意向を伝えた8月下旬からチームと話をしていないという。

『Philly.com』のキース・ポンペイ記者は、シモンズが先週ロサンゼルスで76ersの共同マネジングパートナーであるジョシュ・ハリス、バスケットボール運営部代表のダリル・モーリー、エルトン・ブランドGM、ドック・リバース・ヘッドコーチと面談し、残留を望んでいない意向を伝えたと伝えている。

76ersはトレーニングキャンプ開始の前日となる9月27日(日本時間28日)にメディアデーを予定している。

トレーニングキャンプに参加しないことで、シモンズはチームから処分と罰金を科されることになる。だが、報道によると、選手はトレードを強行したい考えのようだ。一方で、76ersは自分たちが望むようなトレードを見つけられていない。ポンペイ記者によると、複数のチームが関心を寄せているが、モーリー代表が求める金額が問題だという。

オールスター選出3回のシモンズは、2016年のドラフトで76ersから全体1位で指名された。昨季は平均14.3得点、7.2リバウンド、6.9アシストを記録。レギュラーシーズン通算275試合に出場し(全試合先発)、平均15.9得点、8.1リバウンド、7.7アシストをマークしている。

だが、昨季のポストシーズンではフリースロー成功率が34%にとどまり、アトランタ・ホークスとのカンファレンス・セミファイナルでは27本のFTを失敗。試合終盤ではショットを打とうとせず、重要な局面でベンチに座ることとなり、第1シードだった76ersの敗退の責任を批判された。

特にホームで敗れた第7戦では、第4クォーター終盤に同点とするチャンスを得ながらも、オープンなショットを打たずにパスを選択。試合後、シモンズが優勝を競うポイントガードになれるか問われると、リバースHCは答えられないと返していた。

プレイオフ敗退後、リバースHCは「私はまだベンに関して非常に強気だ」と話していた。

「だが、仕事がある。ベンが意欲的に仕事するかどうか、それが鍵だ。見てみなければ分からないこともあったり、それに関して正直にならなければいけないときもある」。

また、チームのスターであるジョエル・エンビードも、「正直に言うと、オープンなショットが打てたのにFT1本成功となったことがターニングポイントだったと思う」と述べている。

だが、エンビードは9月1日(同2日)に「ベンとのプレイは好きだ」と、シモンズを支持するツイートを投稿した。

「スタッツは嘘をつかない。彼は素晴らしい選手だ。僕たちは全員で仕事をやり遂げられなかった。個人的には僕の責任だ。みんなが戻ってくることを願っている。僕らは、自分たちが勝てるだけの優れたチームだと知っているからだ」。

オフシーズン序盤、モーリー代表はシモンズが戻ってくるかどうかについて明言を避け、チームを良くするための取引には常にオープンだと話すにとどまった。76ersは今オフシーズンでアンドレ・ドラモンドやジョージ・ニアンと契約。ドラフトでジェイデン・スプリンガー、フィリップ・ペトルシェフ、チャールズ・バッシーを指名している。

76ersは以前、2017年のドラフトで全体1位指名したマーケル・フルツをオーランド・マジックとのトレードで放出している。

原文:Reports: Ben Simmons won't report to 76ers training camp by NBA.com(抄訳)


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