【リポート】ドック・リバースが76ersの新ヘッドコーチ就任へ

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複数の報道によると、ドック・リバースがフィラデルフィア・76ersのヘッドコーチに就任することで合意に達した。

今週、ロサンゼルス・クリッパーズのヘッドコーチを退任したリバースは招へい可能となっていた。クリッパーズでは7シーズンで356勝208敗という成績だった。

76ersがリバースを招へいすると最初に報じたのは、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者だ。

報道によれば、76ersのヘッドコーチ候補には、元ヒューストン・ロケッツのマイク・ダントーニの名前もあった。だが、9月30日(日本時間10月1日)に行なわれたロサンゼルス・レイカーズとマイアミ・ヒートのNBAファイナル第1戦の試合中に、リバースと76ersがミーティングしたと報じられている。

イースタン・カンファレンス・ファーストラウンドでボストン・セルティックスにスウィープされた76ersは、ブレット・ブラウンHCを解任していた。58歳のリバースはその後任となる。

76ersは、ドラフト上位指名され、オールスター選手となり、2シーズン連続でチームをイーストのカンファレンス・セミファイナルに導いたジョエル・エンビードとベン・シモンズを擁す。

だが、シモンズはひざの負傷で2020年のポストシーズンを欠場。エンビードや近年獲得したその他の選手たちは、セルティックスとのシリーズにおいて、重要な局面で十分な得点力を発揮することができなかった。

76ersは37年ぶりの優勝を競う準備が整ったと信じ、エルトン・ブランドGMは1億8000万ドル(約円)を投じてトバイアス・ハリスと再契約し、約1億ドル(約円)をかけて元セルティックスのアル・ホーフォードをフリーエージェントで獲得した。

しかし、76ersは十分な結果を残すに至らず、2021-22シーズンまでの契約を結んでいたブラウン元HCが代償を払うことになった。

ブラウン解任後、ブランドGMはフロントの改革を検討し、より多くの変更を行なうことを考えているとした上で、トップスターであるエンビードとシモンズのどちらもトレードする計画はないと話していた。

シーズン終了後、ブランドGMは「ベンやジョエルをトレードするつもりはない」と述べている。

「もっとうまく彼らを引き立たせられるようにしたいんだ。彼らはそれぞれ24歳と26歳。できるだけ合わせられるようにしなければいけない。彼らはここにいることを、我々の球団にいることを望んでいるんだ。私は、彼らがずっと長くここにいると思っている」。

コーチの人事を決定した一方で、ブランドGMはフロントの陣容に関してはまったく変えていない。ヘッドコーチの候補には、リバースやダントーニのほかに、レブロン・ジェームズとクリーブランド・キャバリアーズを率いて優勝したタロン・ルーもいた。

リバースは通算356勝208敗を記録したクリッパーズをウェスタン・カンファレンス・セミファイナルに3回導いた。また、76ersがリバースを招へいすることで、リーグの黒人ヘッドコーチは現状の4名のままとなる。リバースはNBAコーチとしての21シーズンで通算1624勝943敗という成績を残しており、1999-2000シーズンには年間最優秀ヘッドコーチに選ばれた。

9月30日(同10月1日)にリバースはブランドGMや76ersのオーナーと会っており、球団はすぐに58歳の指揮官と契約を結ぶことにした。

原文:Reports: 76ers hire Doc Rivers as head coach by NBA.com


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