11月16日(日本時間17日)、ヒューストン・ロケッツがロバート・コビントンをポートランド・トレイルブレイザーズにトレードし、代わりにトレバー・アリーザ、2020年の1巡目指名権 (全体16位)、2021年のプロテクト付き指名権を獲得したと、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。このトレードは、2年連続で未来の指名権をトレードすることがリーグのルールで禁じられているため、18日(同19日)のドラフトが終了するまで正式なものにはならない。
The Rockets are finalizing a trade to send Robert Covington to Portland for Trevor Ariza and 2020 first-round pick and 2021 protected first-round pick, sources tell ESPN.
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) November 17, 2020
昨季途中にミネソタ・ティンバーウルブズから移籍したコビントンは、ロケッツで22試合に出場し、平均11.6得点、8.0リバウンド、2.2ブロック、1.6スティールを記録。201cmのフォワードながらも、伝統的なビッグマンのいないロケッツのスモールボールラインナップでは、センターを務めることも多かった。しかしこの実験は、ウェスタン・カンファレンス・セミファイナルでロサンゼルス・レイカーズへの敗退とともに終了した。
ゼネラルマネジャーにラファエル・ストーン、ヘッドコーチにスティーブン・サイラスがそれぞれ新たに就任したロケッツは、先の見えない未来に直面している。ジェームズ・ハーデンとラッセル・ウェストブルックがそれぞれ移籍を希望していることが報じられているなか、ロケッツがふたりのオールスターガードを2020-21シーズン中は手放さないという報道も出回っている。
一方のコビントンは、ケガに悩まされることの多いブレイザーズのフロントコートに厚みを加える。ユスフ・ヌルキッチとザック・コリンズのいるローテーションに加わり、長年バックコートコンビを務めるデイミアン・リラードとCJ・マッカらむをサポートすることとなる。
原文:Reports: Rockets to send Robert Covington to Blazers for Trevor Ariza, picks by NBA.com(抄訳)