パスカル・シアカムとトロント・ラプターズが10月21日(日本時間22日)の期限より前に延長契約に合意するのは「ほぼ間違い」と、『Yahoo Sports』のクリス・ヘインズ記者が報じている。
ヘインズ記者は、契約が合意に至るためには、ラプターズがマックス契約を提示する必要があると付け加えている。『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は、シアカムが4年1億3000万ドル、もしくは5年1億7000万ドルのマックス延長契約を望んでいると今月上旬に報じていた。
Yahoo Sources: What Pascal Siakam, Buddy Hield, Jaylen Brown are being offered and what they’re asking for as the rookie-scale extension deadline looms. https://t.co/OPvMJSdSYt pic.twitter.com/iWBEuRcqtX
— Chris Haynes (@ChrisBHaynes) October 16, 2019
2016年のNBAドラフト全体27位でリーグ入りしたシアカムは、昨シーズン平均16.9得点、6.9リバウンド、3.1アシストを記録し、一気に頭角を現した。ディアンジェロ・ラッセル(当時ブルックリン・ネッツ、現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ディアロン・フォックス(サクラメント・キングス)を押さえ、MIP(Most Improved Player/年間最優秀躍進選手賞)に選出されている。
カワイ・レナードがロサンゼルス・クリッパーズに移籍したことで、今シーズンのシアカムはラプターズのエースとして活躍することが期待されている。
2016年に指名された選手では、ここまでフィラデルフィア・76ersのベン・シモンズとデンバー・ナゲッツのジャマール・マレーしか、5年1億7000万ドルのマックス延長契約を交わしていない。
ラプターズのボビー・ウェブスターGM(ゼネラルマネジャー)は、10月15日(同16日)にシアカムの契約状況について「現在交渉中」であり、無事契約に合意することを「期待している」と発言している。ウェブスターGMは財務的な柔軟性を持つことも大切だと語っており、それは来年のオフシーズンまで延長契約交渉を持ち越す理由にはなり得る。しかし、シアカムとの関係性は良好であると主張しており、延長契約がこのタイミングで締結される可能性が高そうだ。
原文:Report: Pascal Siakam, Toronto Raptors expected to reach contract extension agreement before Monday's deadline by NBA Canada