【リポート】ネッツが4チーム間の大型トレードでジェームズ・ハーデンを獲得

大西玲央 Reo Onishi

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1月13日(日本時間14日)、ブルックリン・ネッツがヒューストン・ロケッツからジェームズ・ハーデンを獲得したと、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者と『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者がそれぞれ報じている。インディアナ・ペイサーズとクリーブランド・キャバリアーズも含む4チームによる大型トレードだ。

ハーデンはシーズン開幕前からネッツへのトレードを希望しているという報道がされており、12日(同13日)のロサンゼルス・レイカーズへの敗戦後にも、「うまくいっていない。修正できるものとは思えない」と不満を露わにしていた。

ロケッツは代わりにペイサーズからビクター・オラディポ、キャバリアーズからダンテ・エクサム、ネッツからロディオンズ・クールッツと複数の指名権を獲得。チームに不満を持つエースを出す代わりに、これまでのトレードで失った多くの指名権を補う形となった。オラディポの契約は今季まででシーズン終わりには制限なしフリーエージェントとなる。再契約するかどうかは今季の活躍を見てから判断となるだろう。

キャバリアーズにはネッツのジャレット・アレンとトーリアン・プリンスが、ペイサーズにはネッツのキャリス・ルバートがそれぞれ送られる。

現在報じられているトレードの詳細は以下の通りだ。正式に承認されるまでは、細かい内容は変更となる可能性がまだある。

ネッツ獲得:

  • ジェームズ・ハーデン(←ロケッツ)
  • 2024年の2巡目指名権(←キャバリアーズ)

ロケッツ獲得:

  • ビクター・オラディポ(←ペイサーズ)
  • ダンテ・エクサム(←キャバリアーズ)
  • ロディオンズ・クールッツ(←ネッツ)
  • 2022年の1巡目指名権(←ネッツ)
  • 2022年の1巡目指名権(←キャバリアーズ←バックス)
  • 2024年の1巡目指名権(←ネッツ)
  • 2026年の1巡目指名権(←ネッツ)
  • 2021年の1巡目指名交換権利(←ネッツ)
  • 2023年の1巡目指名交換権利(←ネッツ)
  • 2025年の1巡目指名交換権利(←ネッツ)
  • 2027年の1巡目指名交換権利(←ネッツ)

キャバリアーズ獲得:

  • ジャレット・アレン(←ネッツ)
  • トーリアン・プリンス(←ネッツ)

ペイサーズ獲得:

  • キャリス・ルバート(←ネッツ)
  • 2023年の2巡目指名権(←ロケッツ)

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大西玲央 Reo Onishi

大西玲央 Reo Onishi Photo

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。