【リポート】NBA選手たちが来季開幕日程について投票を実施か

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NBAの2020-21シーズンはいつ開幕するのか――? 現時点で未定となってる来季の開幕日程について、NBA選手たちはいつ開幕するべきか投票を行なう予定であるようだ。『ザ・アソシエイテッド・プレス』(AP)は11月4日(日本時間5日)に事情を知る関係者の話として、NBA選手たちが現地6日(同7日)に行なわれるリーグの理事会の会合よりも前に、12月開幕か1月開幕かの投票を実施しようとしていると報じている。

APは、来季の開幕が12月になるか1月になるかでどのような状況となるかを以下のように解説している。

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計画が非公開のため匿名を条件に3日(同4日)にAPに語った関係者によると、NBA選手会(NBPA)のメンバーによる投票は、12月22日(同23日)に開幕する72試合のシーズンとするか、マーティン・ルーサー・キングJr.牧師記念日である1月18日(同19日)に開幕する58もしくは60試合のシーズンとするか、を問うものになるという。

問題は収入だ。NBAは、12月22日に開幕すれば来季は5億ドル余分に収入を得られると信じており、リーグの優先的放送パートナーは、クリスマスに通常通りの放送ができることを望んでいる。しかし、一部の選手たちは、特にロサンゼルス・レイカーズやマイアミ・ヒートのようにNBAファイナルのために10月中旬までウォルト・ディズニー・ワールドのバブルにいたチームにとって、12月の開幕はあまりにも早すぎると言っている。

しかし、1月の開幕は、パンデミックによってレギュラーシーズンの14%がプレイされなかったことによる15億ドルと見込まれる収入減に続く減収を意味する。つまり、それは選手たちがおよそ同程度の割合で彼らのサラリーを失うということだ。

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仮に12月22日(同23日)に開幕することになった場合、10月11日(同12日)に閉幕した2019-20シーズンからわずか2か月11日で2020-21シーズンの開幕を迎えることになる。通常のシーズンであれば6月中旬に閉幕し、約4か月後の10月下旬に翌シーズンが開幕するので、オフシーズンがほぼ半減する形となる。

現時点で今後の予定として決まっているのは、11月18日(同19日)にNBAドラフト2020が行なわれることくらいだ。その直後に解禁されると見られるフリーエージェント市場の解禁や、トレーニングキャンプなどの日程はまだ決まっていない。

NBAとNBA選手会は先週、通常とは異なるシーズンとなる2020-21シーズンに向けて現行の労使協定(CBA)を一旦終了するかどうかを決める期限を11月6日(同7日)まで延長している。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ