7月8日(日本時間9日)、ブルックリン・ネッツがフリーエージェントのジャマール・クロフォードとの契約に合意したと、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。
Jamal Crawford has agreed to a deal with the Brooklyn Nets, sources tell @TheAthleticNBA @Stadium.
— Shams Charania (@ShamsCharania) July 9, 2020
再開シーズンに向けて、ネッツは代替選手の契約が急務となっていた。アキレス腱断裂のため今季1試合も出場していないケビン・デュラント、右肩を負傷しているカイリー・アービングの不参加が決まっていたほか、ウィルソン・チャンドラー(不参加を表明)、スペンサー・ディンウィディー(新型コロナウイルス陽性)、ディアンドレ・ジョーダン(新型コロナウイルス陽性)、トーリアン・プリンス(新型コロナウイルス陽性)らが欠けることが報じられている。
40歳のクロフォードは今季どこにも所属していなかった。最後にプレイしたのはフェニックス・サンズに所属していた2018-19シーズンで、64試合に出場して平均7.9得点、3.6アシストを記録していた。
2000年のNBAドラフトの全体8位でクリーブランド・キャバリアーズに指名され、ドラフト当日にシカゴ・ブルズにトレードされたクロフォードは、NBAで20年のキャリアを持つ大ベテランだ。ブルズ、ニューヨーク・ニックス、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、アトランタ・ホークス、ポートランド・トレイルブレイザーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、ミネソタ・ティンバーウルブズ、サンズで合わせて1326試合に出場(先発は433試合)し、キャリア平均14.6得点、3.4アシスト、フィールドゴール成功率41.0%、3ポイント成功率34.8%を記録している。
2010年、2014年、2016年と史上最多タイの合計3回の最優秀シックスマン賞に輝いており、ベンチからの得点力としての評価が高い。2018-19シーズンにはダラス・マーベリックス戦で51得点を記録し、50得点以上を記録したリーグ史上最高齢の選手となった。
ネッツは現在イースタン・カンファレンス7位で、8位のオーランド・マジックとは0.5ゲーム差、9位のワシントン・ウィザーズとは6ゲーム差で、再開後の8試合の結果次第では第8シードを決めるプレイイン・トーナメントに参加する可能性がある。