ユタ・ジャズが、この夏に大きなトレードを実行した”次”のチームとなった。
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『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者と『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、メンフィス・グリズリーズがポイントガードのマイク・コンリーをジャズにトレードし、代わりにグレイソン・アレン、カイル・コーバー、ジェイ・クラウダー、NBAドラフト2019の1巡目23位指名、将来の1巡目指名権を獲得したと報じている。
ウォジナロウスキー記者によると、ジャズは保護条件付きの2020年か2021年の1巡目指名権をグリズリーズに譲渡する予定で、条件によっては2022年から2024年の軽度な保護条件付きの1巡目指名権に変更されるという。『The Commercial Appel』のデイビッド・コブ記者は、この指名権は2020年か2021年に8位から14位にならない限り、翌年に繰り越されると報じている。
同トレードが完了されるのは、7月6日の予定だ。
Utah is sending Grayson Allen, Kyle Korver, Jae Crowder and draft compensation to Memphis for Mike Conley Jr., league sources tell @TheAthleticNBA @Stadium. https://t.co/SyPureBNcx
— Shams Charania (@ShamsCharania) 2019年6月19日
Memphis has traded guard Mike Conley to the Utah Jazz for Grayson Allen, Kyle Korver and Jae Crowder, the 23rd pick in Thursday's Draft and a future first-round pick, league sources tell ESPN.
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) 2019年6月19日
The future 1st round pick the Grizzlies are acquiring in the deal will only convey in 2020 or 2021 if it ends up being 8-14.
— David Cobb (@DavidWCobb) 2019年6月19日
With Utah likely in the playoff picture for the next 2 years, my bet is the pick conveys in 2022 when it is top-6 protected.
コンリーはここ2シーズン、ジャズで先発ポイントガードを務めたリッキー・ルビオに取って代わることとなる。期待の星であるドノバン・ミッチェルとコンリーを組み合わせることで、来シーズンのジャズはリーグ屈指のバックコート陣を手に入れたこととなり、変化の激しいウェスタン・カンファレンスで勝ち上がるチャンスが高まる。オハイオ・ステイト大学出身であるコンリーは、契約があと2年残っており、最終年を破棄するオプションを保持している。
トレードが報じられた直後、コンリーはツイッター上に「僕の街についてこれ以上のことが言えるだろうか! 今の自分があるのはこの街のおかげ! メンフィスはホームだ。これからもずっと! 次の章に進むときが来た! ジャズ、そしてソルトレイクシティで全力を尽くすことが楽しみだ! #LetsGetIt #GodsPlan #takenote」と投稿している。
What more can I say about my city! You guys made me the man I am today! Memphis is home. Always! 🙌🏾🙌🏾..Time for another chapter! Excited to give all I have to The Jazz and Salt Lake City! 😁#LetsGetIt #GodsPlan #takenote 💪🏾
— Mike Conley (@mconley11) 2019年6月19日
さらにルビオは「ただ幸せになるときが来た。怒り、悲しみ、考えすぎはもう終わり。流れに任せる。ポジティブで行こう」とツイートしている。
ジャズは2018-19シーズン中にもコンリー獲得を狙っていたと当時報じられており、トレード期限に向けて両チームによるトレードの噂が過熱していた。
そのときは最終的にトレードは実現せず、コンリーはグリズリーズに残留することとなった。10月11日に32歳になるコンリーは、2017-18シーズンには手術を要する左かかとのケガの影響で12試合しか出場していない。しかし昨シーズンは70試合に出場し、キャリア最高となる平均21.1得点を記録した。平均6.4アシスト、1.3スティールもキャリア最高に近い数字だった。
コンリーは出場試合数、通算得点、アシスト、スティール、フィールドゴール成功数、3ポイントショット成功数でグリズリーズの歴代1位だ。
2013年のウェスタン・カンファレンス決勝進出を含む7シーズン連続プレイオフ出場したチームの主要メンバーとして活躍した。そのメンバーも、2017年にザック・ランドルフとトニー・アレンがフリーエージェントとしてチームを去り、今年の2月にはマルク・ガソルがトロント・ラプターズにトレードされた。ガソルはその後、ラプターズのNBA初制覇に貢献している。
グリズリーズはこれで今週のドラフトで全体2位と23位指名権を保持することとなり、昨年1巡目指名したジャレン・ジャクソンJr.を中心にチーム作りを進めることとなる。昨シーズンいた若手のうち、フリーエージェントなのは控えポイントガードのデロン・ライト(制限付きフリーエージェント)のみだ。
昨年全体4位でジャクソンJr.を指名したグリズリーズが現在再建モードに入る。先週にはテイラー・ジェンキンズ新HCと契約し、チームはこれを「重要」で「長期的な献身」であると発表している。
The trade will become offcial on July 6, sources say.....The Jazz get the point guard they have long been targeting, and they are able to keep Derrick Favors in the process. Big win for them on both sides
— Tony Jones (@Tjonesonthenba) 2019年6月19日
ジャズにとって、コンリー獲得は多角的な効果がある。まずは、7月6日を過ぎれば契約が保証されるパワーフォワードのデリック・フェイバーズがチームに残留することがほぼ決まったと見て良いだろう。これによって、彼とディフェンスに定評のあるルディ・ゴベアといったサイズのあるフロントコートを維持できる。次に、コンリーはここ2シーズンほどチームに足りないと言われていたプレイメイクと3ポイントショットをチームにもたらすことができる。
昨シーズン、ジャズはオフェンス効率(110.2)がリーグ14位、ディフェンス効率(105.2)がリーグ2位にランクインし、チームの総得点の32.5%が3ポイントショットによるものだった(リーグ9位)。ジャズは2018-19シーズンに50勝し、プレイオフに出場。しかしファーストラウンドでヒューストン・ロケッツに1勝4敗で敗退している。2018年にはウェスタン・カンファレンス・セミファイナルまで進む快進撃があっただけに、不本意な結果となった。
最後に、ジャズはこのトレードにケガに悩まされて続けているガードのダンテ・エクサムを含む必要がなかったため、ガードの層をある程度維持することができる。コンリーを獲得したことで、ジャズは6月30日から始まるフリーエージェント市場でビッグネームを追うことはなくなった。
原文:Reports: Grizzlies trade Mike Conley to Jazz by NBA.com
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