今オフシーズン、フリーエージェントであるドウェイン・ウェイドがNBAを去る可能性が出てきた。
中国のZhang Duo記者によると、中国の浙江ゴールデンブルズがウェイドに3年2500万ドルのオファーを提示していると『Sportando』が報じている。
ウェイドは昨シーズン、クリーブランド・キャバリアーズの一員として開幕を迎えたが、シーズン半ばにマイアミ・ヒートにトレードされ、平均11.4得点、3.8リバウンドを記録した。
昨シーズンわずか300万ドル以下の年俸だったことを考えると、ウェイドがNBAでこれほどの額の契約を手にするのは難しいと見られている。ヒートはすでに年俸総額がキャップ(上限)を超えており、15シーズン目となるウェイドにはタックスペイヤー・ミッドレベル例外条項を使って530万ドルの契約を提示するか、最低年俸の230万ドルを提示するくらいしか選択肢が残っていないと『South Florida Sun-Sentinel』は報じている。
36歳のウェイドはすでにキャリア晩年に入っている選手だ。もともとシュートが得意というイメージは薄く、全盛期のスピードを失ったことでゴール周りの決定力にも陰りが見られ始めいる。もしかしたら中国への移籍は、彼にとって最善の策になるのかもしれない。
『Sun-Sentinel』は、収容6000人のアリーナでプレイするゴールデンブルズでは過去にも多くのアメリカ人選手がプレイしていることを指摘。その中には元ヒート選手であるエディ・カリー、ジャーネル・ストークス、マイク・ジェームズのほかに、JR・スミス、ジョシュ・ブーン、クインシー・ドゥービー、カーク・スナイダー、アイバン・ジョンソン、ロレンゾ・ブラウンなども含まれる。
原文:NBA free agency rumors: Could Dwyane Wade be headed to China? by Sporting News