【リポート】デリック・ローズがグリズリーズと2年契約へ

大西玲央 Reo Onishi

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6月30日(日本時間7月1日)、フリーエージェントとの交渉解禁を受けてデリック・ローズがメンフィス・グリズリーズとの2年契約に合意したことが報じられている。

最初に報じたのは『SNY』のイアン・ベグリー記者で、その後に『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が2年契約であることを伝えた。

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『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、2年間はどちらも完全に保証されている650万ドルの契約とのことだ。

シカゴ・ブルズでキャリアを始めたローズは、2020-21シーズンの途中にデトロイト・ピストンズからニューヨーク・ニックスへトレードされ、その後に再契約し2022-23シーズンまでニックスでプレイしていた。

近年はニックスが若手を主体としたローテーションになっていたこともあり、プレイタイムは大幅に減り、2022-23シーズンは27試合の出場で平均5.6得点、1.7アシストという数字だった。

グリズリーズはジャ・モラントが開幕から25試合出場停止処分を受けることが決まっていることに加え、控えガードとして活躍したタイアス・ジョーンズをワシントン・ウィザーズにトレードしており、ガード陣の補強が必須となっていた。

トレードでボストン・セルティックスのマーカス・スマートを獲得し、今回さらにローズを加えたことで、ガードポジションからのベテランリーダーシップと経験が期待される。

ローズは大学時代、メンフィス大学で1年間プレイし、38勝2敗という優秀な成績を残したチームのエースとして活躍しており、彼にとっては母校のある地への凱旋となる。

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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。