【リポート】デイミアン・リラードがブレイザーズと4年1億9100万ドルの延長契約へ

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19シーズンぶりにウェスタン・カンファレンス・ファイナルに出場したポートランド・トレイルブレイザーズの原動力となっていたデイミアン・リラード。ブレイザーズはスウィープでの敗退となってしまったものの、チームはリラードに夏のご褒美を与える準備を進めているようだ。

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この夏、リラードとブレイザーズは4年1億9100万ドルのスーパーマックス延長契約を結ぶことが予想されると、『Yahoo Sports』のクリス・ヘインズ記者が報じている。今シーズンのオールNBAチームのいずれか(ファースト、セカンド、サード)にリラードが選出されれば、スーパーマックス契約を結び権利を得る。彼はオールNBAチームに昨シーズン初めて選出されている。

現在のリラードの契約は2年6200万ドル残っている状態だ。もしリラードがスーパーマックス延長契約を結んだ場合、彼が34歳になるまでブレイザーズに在籍できることとなる。ヘインズ記者によると、今回の契約では前回の契約には付けなかったプレイヤーオプションが含まれるとのことだ。

2度の延長の末にゴールデンステイト・ウォリアーズに117-119で敗れ、シリーズ敗退が決まった第4戦のあとに、リラードは「(契約に関しては)また追って考える」と『Yahoo Sports』に語った。

「今年成し遂げたことを見てくれ。スターティングセンター(ユスフ・ヌルキッチ)抜きでプレイした。シーズン終盤にはCJ(マッカラム)抜きでも戦った。それでもここまで来ることができたんだ。(NBAファイナルまで)あと一歩だった。そして4試合中3試合で二桁リードを作っていた。ここまでできるということを知れたのは心強いことだ」。

今シーズン、リラードは平均得点でリーグ9位(25.8得点)、総出場時間で6位(2838分)、平均アシストで12位(6.9アシスト)を記録。5月21日(日本時間22日)時点で、プレイオフでの平均得点で5位(26.9得点)、平均アシストで9位(6.6アシスト)、そして総出場時間ではトップ(650分)だ。クラッチタイムでの得点能力の高さで知られるリラードは、プレイオフの第4クォーターで合わせて94得点(現在全体3位)を獲得した。2018-19 レギュラーシーズンでの第4クォーター得点数では18位となり、自身のキャリアで初めてトップ10圏外となっていた。

リラードはウェスタン・カンファレンス・ファイナル第2戦で肋骨を負傷したものの、痛みを押して出場を続けた。オクラホマシティ・サンダーとのプレイオフ1回戦では平均33得点を記録したが、カンファレンス・ファイナルでは彼に集中するウォリアーズのディフェンスに苦しんだ。しかし総合的に見ると、ブレイザーズにとっては躍進したプレイオフとなり、リラードはチームの未来に前向きな気持ちを抱いたと『Yahoo Sports』に話している。

「ファイナルまであと一歩というところまできた。それはチームの成熟であり、どれだけ安定したプレイをしないといけないかを理解することができた」とリラードは語る。

「我々は部分的に素晴らしいプレイを見せていた。4度の前半でとても良いプレイをした。しかし少しリラックスしてしまい、リードを作るためにやっていたことをやらなくなった途端、常にプレイを変えない相手にやられてしまったんだ。相手はどんどんプレイを続け、同じことを繰り返してきた。全試合、そうやって支配されてしまった」。

「ここまで勝ち抜くという経験を得ることは、我々にとって必要なことのひとつだったと思う。プレイオフでここまで勝ち進んだことはなかったから、やはり経験は重要だ。当然、我々選手としても成長しなければならない。相手につけ込むことができない場面が何度かあった。全員。最初から最後のひとりまで。誰もが成長しなければならない。そうすれば、次にこの機会に立ち向うとき、我々は戦い抜くことができるはずだ」。

原文:Report: Lillard expected to receive supermax extension from Blazers by NBA.com


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ