【リポート】クリス・ポールがチームからのトレードを要求か?

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もし『Yahoo Sports』のビンセント・グッドウィル記者の情報が本当なのであれば、ヒューストン・ロケッツはこのオフシーズンに多くの決断を迫られることとなりそうだ。

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グッドウィル記者によると、厳しいシーズンを終えたロケッツのスター選手、ジェームズ・ハーデンとクリス・ポールの関係性が「修復不能」なレベルに達しているという。

プレイオフ第2ラウンドでゴールデンステイト・ウォリアーズ相手に敗退したのち、ポールはトレードを要求するまでに至っており、ハーデンは「彼を取るか、自分を取るか」という最終宣告を出しているとのことだ。

『Houston Chronicle』のジョナサン・フェイゲン記者によると、ロケッツのダリル・モーリーGMはこの報道を否定し、来シーズンもポールがロケッツのロスターに名を連ねると主張している。

「明らかに苛立っていたダリル・モーリーGMは、クリス・ポールと彼の代理人からトレードを要求されたことはなく、来シーズンもロケッツの一員であると話した」とフェイゲン記者はツイッターに投稿。

「彼とハーデンのあいだに確執はなく、このオフシーズン中に両者と獲得するフリーエージェントの評価や計画について話していると主張していた」。

さらに『ESPN』のザック・ロウ記者もトレード要求の報道をモーリーGMが否定していること報じている。

ポールはこの報道に対してインスタグラム上で反応しており、『Bleacher Report』の投稿に「まじか! これは自分にとってもニュースだ…」とコメントした。

ロケッツ内の問題について、グッドウィル記者は以下のように詳細に報じている。


シーズン中、共にバックコートでプレイする両者は2か月近く会話もせず、チームメイトやチーム関係者にとって不穏な空気が蔓延する状況を生み出していたと情報筋から聞いた。

オフシーズン中も、ポールが何度かコミュニケーションを試みるも、ハーデンはそれに応えていない。両者は今シーズン、練習や試合で何度もお互いに対する苛立ちをあらわにしてきた。

ある情報筋は「お互いまるでリスペクトは無い」と『Yahoo Sports』に明かした。

「両者は引き離す必要がある。クリスはジェームズのリーグでの立ち位置をリスペクトしておらず、ジェームズはクリスのこれまでの経歴をリスペクトしていないんだ」。


グッドウィル記者のリポートは、これまでオフシーズン中にあがっているトレードの噂を裏付けるものとなるが、モーリーGMは問題は無いと頑なに否定している。

もしロケッツがポールをトレードする決断に至ったとしても、トレード先を探すのに苦労する可能性が高いだろう。34歳のガードであるポールは、これからの3シーズンでそれぞれ3850万ドル、4130万ドル、4420万ドルという契約が残っており、他チームが受け入れるにはかなりの高額なサラリーとなのだ。

ポールは2018-19シーズンでは24試合をケガで欠場しており、平均15.6得点、8.2アシスト、4.6リバウンド、2.0スティールを記録している。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ