11月8日(日本時間9日)、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者がツイッターで、チャウンシー・ビラップスとラリー・ドリューがロサンゼルス・クリッパーズのアシスタントコーチに就任する最終段階にあると報じた。
Chauncey Billups and Larry Drew are finalizing assistant coaching deals to join Ty Lue's staff with the Clippers, sources tell ESPN.
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) November 8, 2020
クリッパーズはドック・リバース前ヘッドコーチの退任に伴い、先月、アシスタントコーチを務めていたタロン・ルーが新HCに就任している。正式に契約がまとまれば、ビラップスとドリューはルー新HCの補佐役を務めることになる。
NBA17シーズンで5度のオールスター選出を誇る現在44歳のビラップスは、デトロイト・ピストンズ時代の2004年に優勝し、ファイナルMVPにも選ばれた。“ミスター・ビッグショット”の異名をとった2000年代を代表する名ポイントガードは、2014年に現役引退後、テレビで解説者を務めていた。
1980年代にNBAでプレイし、通算714試合に出場した経験を持つ現在62歳のドリューは、1992年にコーチに転身し、ロサンゼルス・レイカーズやピストンズ、ワシントン・ウィザーズなどのアシスタントコーチを歴任。2010-11~2013-14シーズンにかけて4シーズン、アトランタ・ホークスとミルウォーキー・バックスでヘッドコーチを務めた。
クリーブランド・キャバリアーズでアソシエイト・ヘッドコーチ(アシスタントコーチ)を務めていた2017-18シーズン終盤には、当時HCを務めていたルーが病欠した際に暫定HCを務め、翌シーズン開幕6試合で退任したルーの後を継いでHCを務めた。
クリッパーズは、7月末に再開した2019-20シーズンで最終的に49勝23敗の成績を残し、ウェスタン・カンファレンス第2シードとしてプレイオフに進出。カンファレンス・セミファイナルで同第3シードのデンバー・ナゲッツに3勝1敗から3連敗の大逆転負けを喫してシーズンを終えた。その後、9月28日(同29日)に7シーズン指揮を執ったリバース前HCが退任。10月20日(同21日)にルーが新HCに就任した。
なお、リバース前HCは、10月3日(同4日)にフィラデルフィア・76ersの新HCに就任している。