報道によれば、アンソニー・デイビスはこの夏に制限なしのフリーエージェントになる方向で動いているようだ。しかし、これは、6度のオールスター選出を誇るデイビスがロサンゼルス・レイカーズを去ることを意味しているわけではない。
『Yahoo Sports』のクリス・ヘインズ記者は、今季のレイカーズの得点リーダー、リバウンドリーダー、ブロックリーダーであるデイビスが、最近チームからオファーされた4年のマックス延長契約を断ったと報じている。シーズン中の延長契約をするのではなく、夏に制限なしのフリーエージェントになることを選んだのだ。
『Los Angeles Times』のタニア・ガングリ記者も同様に報じている。
Can confirm @ChrisBHaynes report that Anthony Davis declined the Lakers offer of a max extension today. This is all procedural. Davis has made clear he’s always intended on becoming an official free agent this summer.
— Tania Ganguli (@taniaganguli) January 7, 2020
ヘインズ記者によると、デイビスがわずか1シーズンでレイカーズを去ると予想している者はリーグ内にほとんどいない。
延長契約を断ったのはサラリーキャップの影響などを考慮したものであり、デイビスが2019-20シーズンに集中したいからであると、ヘインズ記者は報じている。デイビスは2020-21シーズンの2870万ドルのプレイヤーオプションを保持しており、これを破棄することが予想される。ヘインズ記者によると、1月7日(日本時間8日)のニューヨーク・ニックス戦の前に行なわれたチームのシュート練習後に、代理人のリッチ・ポールがレイカーズに伝えたのことだ。
昨年の夏、デイビスはトレード拒否権を破棄し、ニューオーリンズ・ペリカンズからレイカーズにトレードで移籍。それにあたって、契約延長を6か月間結ぶことを禁じられていた。1月7日(同8日)にその期限が過ぎたのだ。
デイビスは今季平均27.7得点、9.5リバウンド、2.6ブロック、1.5スティールを記録しており、キャリア平均の24得点、10.5リバウンド、2.4ブロック、1.4スティールを上回る活躍を見せている。レイカーズは29勝7敗でウェスタン・カンファレンス1位の座を守っており、リーグでも32勝6敗のミルウォーキー・バックスに次ぐ2位だ。
彼の去就を追っていた人たちからすると、デイビスが2020年にフリーエージェントになることは決して驚きではない。2019年に『Sports Illustrated』が行なったインタビューで、ポール代理人は2019-20シーズンにどこでプレイしようと、デイビスが夏にフリーエージェントになることを明言していた。
原文:Reports: Anthony Davis declines max extension offer from Lakers by NBA.com