第1戦終盤のフリースローがバイオレーションだったとされたバックスのヤニス・アデトクンボ

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6月23日(同24日)に行なわれたNBAプレイオフ2021 イースタン・カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)のアトランタ・ホークス対ミルウォーキー・バックス第1戦の判定について、NBAが誤審を認めた。試合後にリーグが発表する最後の2分間の審判の判定を見直した結果報告書である「最終2分間リポート」によると、バックスのヤニス・アデトクンボが第1戦の残り5.3秒で打った2本のフリースローに10秒ルール違反が適用されるべきだったという。『AP』が報じている。

第1戦は116-113でホークスが勝利したが、アデトクンボがこのフリースローを2本とも成功させたことにより、ホークスのリードは114-113に縮まっていた。

アデトクンボがフリースローの際、NBAのルールで認められている10秒の制限時間よりも長い時間をかける習慣は今に始まったことではない。

「正直なところ、リーグ全体がそのことに気づいていると思う」と、ホークスの新人オニエカ・オコングは、25日(同26日)に語っている。

「ヤニスがフリースローのときに10秒ルール違反をすることは周知の事実だ。ほとんどの選手たちのルーティーンよりも長いことはみんな知っている」。

そのことに審判も時折気づいている。

アデトクンボはポストシーズン中に2度、10秒バイオレーションの判定を受けている。1回目は、バックスが109-107でマイアミ・ヒートとのオーバータイムを制したファーストラウンド第1戦で、レギュレーションの残り1分強の時点だった。2回目は、ブルックリン・ネッツとの地区準決勝第3戦で86-83で勝利した試合のときだ。

ネッツのジェームズ・ハーデンは、7戦までもつれたシリーズ中、アデトクンボがフリースローに時間をかけることに何度も不快感を示していた。

審判は、アデトクンボがフリースローラインに立ったときには秒数をカウントするという新たなプレッシャーに直面することになりそうだ。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ