8月8日(日本時間9日)、フロリダ州オーランドのESPNワイド・ワールド・オブ・スポーツコンプレックスで行なわれたユタ・ジャズ対デンバー・ナゲッツのシーディングゲームは、ダブルオーバータイムにもつれる大接戦の末、ナゲッツが134-132で勝利を収めた。
ウェスタン・カンファレンス3位のナゲッツ(46勝24敗)は再開後3勝2敗。再開後2勝4敗のジャズ(43勝27敗)は、オクラホマシティ・サンダー(42勝26敗)と順位が入れ替わってゲーム差なしの同6位となっている。
試合は、序盤からリードを奪ったジャズが、第2クォーター終盤には一時18点のリードを作った。だが、後半に入って反撃に転じたナゲッツが、第4Q序盤に同点に追いつく。
レギュレーション残り1分を切って、ナゲッツはジャマール・マレーのショットでついに逆転に成功し、第4Q残り19.4秒にはジェレミー・グラントのフリースローで6点のリード(104-98)を奪った。
だが、ジャズは、ドノバン・ミッチェルがFT、3ポイントショット、そして残り0.9秒のドライビングレイアップと立て続けに得点を重ね、105-105の同点に追いつき、試合はオーバータイムに突入する。
第1OTでも、ナゲッツは残り2分56秒の時点でマレーのレイアップで6点のリードを奪った(111-105)。しかし、そこからジャズが再び粘りを見せて、ミッチェルとジョー・イングルズの3Pなどで残り3.4秒には逆転。残り0.3秒でナゲッツがニコラ・ヨキッチのレイアップで119-119の同点に追いつき、試合はセカンド・オーバータイムに突入した。
第2OTでも、ナゲッツが先制。マレーの連続得点で残り1分32秒に128-123としたナゲッツが、そのまま逃げ切って激戦に終止符を打った。
ナゲッツは、ヨキッチが30得点、11リバウンド、7アシストをマークしたほか、マレーが23得点、12リバウンド、8アシスト、マイケル・ポーターJr.が23得点、11リバウンド、ジェレミー・グラントが21得点を記録した。
ジャズは、ミッチェルが35得点、8アシスト、6リバウンドをあげたほか、ルディ・ゴベアが22得点、13リバウンド、マイク・コンリーが20得点、ジョーダン・クラークソンが19得点だった。
次戦は、ナゲッツが10日(同11日)にロサンゼルス・レイカーズと、ジャズがダラス・マーベリックスと対戦する。