7月15日(日本時間16日)にアブダビ(アラブ首長国連邦)のエティハド・アリーナで行われたアメリカ代表とオーストラリア代表の強化試合は、アメリカが98-92で勝利した。
強化試合初戦となった10日(同11日)のカナダ戦で勝利したアメリカは、ステフィン・カリー、レブロン・ジェームズ、ジョエル・エンビードが再び先発出場。ドリュー・ホリデーとデビン・ブッカーに代わり、アンソニ-・エドワーズとジェイソン・テイタムがスターティングラインナップに名を連ねた。
アメリカは第1クォーター、エドワーズの3本成功など3ポイントショット10本中6本成功。フィールドゴール16本中9本成功(56.3%)で32-21と二桁点差をつける。
第2QはFG成功率36.4%にとどまり、オーストラリアに連続7得点を許す場面もあったが、前半終盤に18点差をつけるなどし、16点リードでハーフタイムを迎えた。
後半、第3Qに2-14のランを許したアメリカは、15点リードで迎えた第4Qにも3-15のランを許し、残り5分5秒で6点差まで追い上げられる。
タイリース・ハリバートンの連続3Pで12点リードとしたアメリカだが、終盤には2度にわたって4点差まで詰め寄られる。それでも、ブッカーが4本のフリースローを沈めるなどして逃げ切った。
3P12本成功のアメリカはアンソニ-・デイビスが17得点、14リバウンド、ブッカーが16得点、エドワーズが14得点、4リバウンド、2スティール、ジェームズが10得点、3リバウンド、3アシスト、エンビードが10得点、5リバウンド、2スティール、バム・アデバヨが10得点を記録している。
カナダ戦での15ターンオーバーに続き、18ターンオーバーだったアメリカ。終盤に追い上げを許したこともあり、スティーブ・カー・ヘッドコーチは「プレイを続けなければいけないということを思い出す良い試合だったね」と話した。
「第3Q半ばでプレイを止めてしまったんだ。ターンオーバーをし、たくさんの得点、カッティング、オフェンシブリバウンドを許した。それで試合が変わったんだ。良い教訓だよ。手遅れになるより、今それを学べたのは良かった。我々にとって良い教材となる」
一方、オーストラリアはジョック・ランデールが20得点、7リバウンド、ジョシュ・ギディーが17得点、8リバウンド、7アシスト、ダイソン・ダニエルズが14得点、3スティールをマークした。
アメリカは17日(同18日)に再びアブダビでセルビア代表と対戦。その後ロンドンに移動し、20日(同21日)に南スーダン代表と、22日(同23日)にドイツ代表と対戦する。
パリオリンピックのグループフェーズではセルビア、南スーダン、プエルトリコと対戦。初戦は28日(同29日)のセルビア戦だ。パリオリンピックの組み合わせはこちら。
カーHCは「チームになるのに少し時間がかかる」と話した。
「数週間必要なんだ。でも、そこにたどり着いてみせるよ」
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