サンダーがカンファレンス・セミファイナルに進出 ペリカンズに4連勝|NBAプレイオフ2024

坂東実藍 Miran Bando

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4月29日(日本時間30日)にルイジアナ州ニューオーリンズのスムージー・キング・センターで行われたウェスタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第4戦、オクラホマシティ・サンダー対ニューオーリンズ・ペリカンズの一戦は、サンダーが97-89で勝利し、カンファレンス・セミファイナル進出を決めた。

第3クォーターまでリードチェンジ18回、どちらも5点差超をリードできなかった接戦は、サンダーの1点ビハインドで第4Qに突入。残り8分50秒に5点のビハインドを背負うと、さらにシェイ・ギルジャス・アレクサンダーのショットがホセ・アルバラードにブロックされ、1on2の速攻とされる。

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しかし、CJ・マカーラムのショットが決まらず、ポゼッションを手にしたサンダーは、チェット・ホルムグレンのプットバックとジョシュ・ギディーの3ポイントショットでスコアをタイにし、残り36分8秒にジェイレン・ウィリアムズの3Pで11点差とするなど、18-2のランで突き放した。

スウィープ(4勝0敗)でラウンド突破を果たしたサンダーは、ギルジャス・アレクサンダーが24得点、10リバウンド、ウィリアムズが24得点、8リバウンド、ホルムグレンが14得点、9リバウンド、5アシスト、ギディーが14得点、ルーゲンツ・ドートが11得点、8リバウンドを記録している。

前述のブロックされた場面ですぐに守備へ戻り、マカーラムのショットが落ちたリバウンドを拾ってウィリアムズの3Pをアシストしたギルジャス・アレクサンダーは、「バスケットボールで試合に勝つためには、たくさんのことがある」と話した。

「とにかくそういうちょっとしたことが勝利につながると分かっている。僕らはすべての機会でそれをしているんだ」

マーク・デイグノート・ヘッドコーチは「素晴らしい自信で戦ってくれた。第4Qのように攻撃できれば、もう少しショットが決まるだろう」と述べている。

「我々は必要な時に本当に団結して仕事し、実行して、素晴らしいショットを決めた。選手たちがやってくれたよ」

一方、3P34本中8本成功(23.5%)にとどまったペリカンズ(4敗)は、マカーラムが20得点、6リバウンド、ヨナス・バランチュナスが19得点、13リバウンド、ナジ・マーシャルが16得点、ハーバート・ジョーンズが11得点、トレイ・マーフィー三世が7得点、11アシストをマークした。

マカーラムは「迫ったんだけどね」と話している。

「本当に良いチームとの対戦だった。もちろん、彼らが1位だったのは理由があるんだ。1勝もあげられなかったのは残念だよ」

ウィリー・グリーンHCは「今夜の戦いぶりは気に入った」と述べた。

「あのロッカールームのグループは特別だ。あのグループ以上にコートで競いたいと思うグループはないと伝えたよ。今夜の彼らは力を注いでくれた。残念ながら及ばなかった」

サンダーは西地区準決勝でロサンゼルス・クリッパーズとダラス・マーベリックスの勝者と対戦する。クリッパーズとマーベリックスのシリーズは2勝2敗のタイ。第5戦が5月1日(同2日)に行われる。

ボックススコア

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。