マーベリックスがクリッパーズを下して地区準決勝進出に王手 35得点ドンチッチは「プレイオフのアドレナリンで前進」|NBAプレイオフ2024

坂東実藍 Miran Bando

マーベリックスがクリッパーズを下して地区準決勝進出に王手 35得点ドンチッチは「プレイオフのアドレナリンで前進」|NBAプレイオフ2024 image

5月1日(日本時間2日)にカリフォルニア州ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナで行われたウェスタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第5戦、ダラス・マーベリックス対ロサンゼルス・クリッパーズの一戦は、マーベリックスが123-93で快勝し、シリーズを3勝2敗とした。

10点差をつけて前半を終えたマーベリックスは、ルカ・ドンチッチが14得点をあげた第3クォーターに17-2のランで23点をリード。第4Q途中には、両チームが第6戦を見据えてスターターをベンチに呼び戻している。

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第4戦で31点差の大敗を喫したマーベリックスだが、この日はポール・ジョージを3ポイントショット6本中2本成功含むフィールドゴール13本中4本成功、ジェームズ・ハーデンを3P7本中1本成功含むFG12本中2本成功、ラッセル・ウェストブルックをFG11本中2本成功に抑えた。

マーベリックス(3勝2敗)はドンチッチが35得点、7リバウンド、10アシスト、マキシ・クリーバーが15得点、カイリー・アービングが14得点、6アシスト、ジェイデン・ハーディーが14得点、デレック・ライブリー二世が12得点、7リバウンド、デリック・ジョーンズJr.が12得点を記録している。

ドンチッチは「すごくビッグな試合ができたと思う」と話した。

「僕らは勝った。次は残り2試合で1勝しなければいけない。ダラスに戻って同じようにプレイしなければならない」

ドンチッチは体調不良が「キツかった」とし、右ひざの状態は「本当に良くない」と明かしつつ、「だけどプレイオフではアドレナリンがある」と述べている。

「始まったら、チームが勝つ助けになれるよう、全力を尽くしたい。とにかく前進を続けたい」

一方、カワイ・レナードが2試合連続で欠場したクリッパーズ(2勝3敗)は、ジョージが15得点、11リバウンド、イビツァ・ズバッツが15得点、6リバウンド、ノーマン・パウエルが14得点、テレンス・マンが11得点、7リバウンド、ボーンズ・ハイランドが11得点をマークした。

プレイオフ球団史上最多点差での黒星を喫したタロン・ルー・ヘッドコーチは、「すべてが良いプレイじゃなかった」と述べている。

「守備も攻撃も、とにかく良い試合ができなかった。OK、ページをめくろう」

クリッパーズは3シーズン前のファーストラウンドでもホームでの第5戦でマーベリックスに敗れたが、その後2連勝して第7戦でラウンドを突破した。ジョージは「このシリーズでの僕ら、本来の僕らじゃなかったんだ」と話した。

「もっとうまくやらなければいけない。特にこの状況ではなおさらだ。でも、僕らは以前もこの状況を経験している。ダラスで2勝3敗とされたことがね。だから、ダラスで必勝というメンタリティーでなければいけない」

第6戦は5月3日(同4日)、テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで行われる。

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。