クリッパーズが競り勝ってマーベリックスとのシリーズはタイに ハーデン「勝つために何でもやる」|NBAプレイオフ2024

坂東実藍 Miran Bando

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4月28日(日本時間29日)にテキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで行われたウェスタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第4戦、ロサンゼルス・クリッパーズ対ダラス・マーベリックスの一戦は、クリッパーズが116-111で勝利し、シリーズを2勝2敗のタイとした。

第1クォーターにプレイオフ球団記録タイとなる8本の3ポイントショットを沈め、ポール・ジョージが自己最多となる16得点をあげたクリッパーズは、第2Qに最大31点をリード。前半だけでジョージが26得点をあげたクリッパーズは、17点差をつけてハーフタイムを迎える。

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だが、カイリー・アービングに第2Qと第3Qで26得点を許したクリッパーズは、4点差に追い上げられた第4Qに突入。残り2分15秒にはアービングのレイアップで第1Q中盤以来のビハインドを背負う。

それでも、直後にジョージが後半初得点となるコーナーからの3Pを沈めると、同1分20秒に第4Qに15得点をあげたジェームズ・ハーデンが3点プレイ。これで2ポゼッション差としたクリッパーズが競り勝ち、敵地で1勝をもぎ取った。

第2戦と第3戦に出場したカワイ・レナードが第1戦以来となる欠場となったクリッパーズ(2勝2敗)は、ジョージが33得点、6リバウンド、8アシスト、ハーデンが33得点、6リバウンド、7アシスト、イビツァ・ズバッツが13得点、テレンス・マンとノーマン・パウエルが各11得点を記録している。

シーズン序盤のトレードでフィラデルフィア・76ersから加入したハーデンは、「変えることができ、ファシリテーターやスコアラーになれてありがたく思っている」と話した。

「勝って最終目標を達成するために必要なことは何でもやる。そういう心持ちでこのチームに来た。得点をあげることだろうが、生み出すことだろうが、試合ごとに、ポゼッションごとにやっていく」

一方、マーベリックス(2勝2敗)はアービングが40得点、7リバウンド、5アシスト、ルカ・ドンチッチが29得点、10リバウンド、10アシスト、デリック・ジョーンズJr.が14得点、7リバウンド、PJ・ワシントンが10得点をマークしている。

ドンチッチはプレイオフで自身通算4回目のトリプルダブル。いずれもクリッパーズ戦での達成だ。
右ひざの痛みを抱え、試合前のウォームアップまで出場可否が疑わしかったドンチッチに、ジェイソン・キッド・ヘッドコーチは「できるだけのすべてをした」と賛辞を寄せた。

「彼は攻守両面で競ったと思う。第4Qにリードを奪える状況にしてくれた。とにかく我々は及ばなかっただけだ」

第5戦は5月1日(同2日)、カリフォルニア州ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナで行われる。

ボックススコア

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。