ウルブズが敵地で連勝発進 ナゲッツを80得点に抑えるもエドワーズは第3戦に向け「彼らは王者」|NBAプレイオフ2024

坂東実藍 Miran Bando

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5月6日(日本時間7日)にコロラド州デンバーのボール・アリーナで行われたウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第2戦、ミネソタ・ティンバーウルブズ対デンバー・ナゲッツの一戦は、ウルブズが106-80で勝利した。

ルディ・ゴベアが子どもの出産で欠場したウルブズだが、第1クォーターからナゲッツに思うような攻撃をさせず。スターターでは13得点のアーロン・ゴードンのほか、4得点のニコラ・ヨキッチにしか得点をあげさせない。

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前半にヨキッチに8得点、ジャマール・マレーに2得点しか許さなかったウルブズは、61-35と26点をリードしてハーフタイムに突入。前半26点差は、ナゲッツにとってホームでのプレイオフ球団ワーストだ。

ウルブズは第3クォーターを終えて82-60と22点をリードし、そのまま敵地で2連勝を飾った。

プレイオフ開幕から6連勝としたウルブズ(2勝)は、カール・アンソニー・タウンズが27得点、12リバウンド、アンソニー・エドワーズが27得点、7アシスト、ニキール・アレクサンダー・ウォーカーが14得点、6リバウンド、3ブロック、ナズ・リードが14得点、5リバウンド、4ブロック、カイル・アンダーソンが6得点、9リバウンド、8アシストを記録している。

ゴベア不在ながらナゲッツをフィールドゴール83本中29本にとどめたウルブズ。クリス・フィンチ・ヘッドコーチは「ルディが守備の文化の原動力となった。彼の影響力や存在感、守備の重要性や守備をしっかりやればいかに素晴らしいかをチームに浸透させてくれた証だと思う」と話した。

「その上で、我々は誰が欠場しようと勝利を目指す」

一方、ナゲッツ(2敗)はゴードンが20得点、ヨキッチが16得点、16リバウンド、8アシスト、ジャスティン・ホリデーが13得点、マレーがFG18本中3本成功で8得点、13リバウンドをマークした。

大半でエドワーズがベンチに座っていた前半の時間帯に大差をつけられたナゲッツは、第1Qにマイケル・マローンHCがタイムアウト中にコートに入り込んでマーク・デイビス審判に詰め寄り、第2Qにマレーがベンチからプレイ中のコートにヒートパックを投げ入れるなど、いら立ちを見せた。

第3戦は5月10日(同11日)、ミネソタ州ミネアポリスのターゲット・センターで行われる。

エドワーズは「今夜は僕らに有利になった。それだけのことだ」と話した。

「僕らはショットを決め、彼らはそうじゃなかった。彼らは王者だよ。第3戦ではまたそういうチームらしいプレイでくるだろう」

ボックススコア

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。