マーベリックスがウルブズを下して13年ぶりのNBAファイナル進出 「ワールドクラスの2人がワールドクラスのプレイ」|NBAプレイオフ2024

坂東実藍 Miran Bando

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5月30日(日本時間31日)にミネソタ州ミネアポリスのターゲット・センターで行われたウェスタン・カンファレンス・ファイナル第5戦、ダラス・マーベリックス対ミネソタ・ティンバーウルブズの一戦は、マーベリックスが124-103で勝利し、NBAファイナル進出を決めた。

マーベリックスはNBAファイナルでイースタン・カンファレンスを制したボストン・セルティックスと対戦。第1戦は6月6日(同7日)、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンで行われる。

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デレック・ライブリー二世が首の負傷から復帰したマーベリックスは、開始からルカ・ドンチッチがフィールドゴール4本中4本成功。第1クォーターだけで20得点をあげる。ドンチッチがポストシーズンの試合でひとつのクォーターに20得点超を記録したのは、2022年に西地区準決勝ゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で第4Qに21得点をあげて以来2回目だ。

前半にFG成功率61%をマークしたマーベリックスは、ハーフタイムまでに29点をリードすると、第3Q途中に最大36点差をつけて快勝。球団初優勝を果たした2011年以来、13年ぶりのNBAファイナルに駒を進めた。

マーベリックス(4勝1敗)はドンチッチが36得点、10リバウンド、5アシスト、カイリー・アービングが36得点、5アシスト、PJ・ワシントンが12得点、7リバウンド、ダニエル・ギャフォードが11得点、9リバウンド、ライブリー二世が9得点、8リバウンドを記録している。

ジェイソン・キッド・ヘッドコーチは「彼がチームメイトたちに今こそやらなければいけないと分からせてくれた。ここで決めなければいけないとね」と、序盤から活躍したドンチッチを称賛した。

「彼がうながして、みんながそれに乗ったんだ」

アービングは「昨夜寝る時も、今朝のシュートアラウンドでも、とにかく最高に自信があった」と述べている。

「とにかく自分たちのベストゲームのひとつをしてみせると思っていた」

一方、ウルブズ(1勝4敗)はアンソニー・エドワーズが28得点、9リバウンド、6アシスト、カール・アンソニー・タウンズが28得点、12リバウンドをマークした。

エドワーズは「このシリーズでは1試合もチームとしてみんながうまくいかなかった」と話している。

「前の2シリーズでは、一度にすべてがうまくいった。ショットを決めたりとかね。今回はそうならなかった」

クリス・フィンチHCは「彼らがシリーズを制した。ふさわしかった。彼らとスタッフをたたえよう。ワールドクラスのレベルでプレイしたワールドクラスの2選手がけん引した」と、ドンチッチとアービングに賛辞を寄せた。

ボックススコア

坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。