ウルブズが4連敗回避 マーベリックスに敵地で競り勝ってシリーズ第5戦へ|NBAプレイオフ2024

坂東実藍 Miran Bando

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5月28日(日本時間29日)にテキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで行われたウェスタン・カンファレンス・ファイナル第4戦、ミネソタ・ティンバーウルブズ対ダラス・マーベリックスの一戦は、ウルブズが105-100で勝利し、シリーズを1勝3敗とした。

シリーズを通じて第4クォーター残り5分からの勝負どころで負けてきたウルブズだが、この日は残り5分41秒にカール・アンソニー・タウンズの3ポイントショットで2点をリード。さらに同5分5秒にもタウンズが連続で3Pを沈めて5点差とする。

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だが、残り1分38秒、タウンズが3Pを放ったドンチッチにファウル。第3Q途中に5つ目のファウルを犯しながら、後半だけで20得点をあげたタウンズがファウルアウトとなった。

それでも、ウルブズは残り40秒にアンソニー・エドワーズがジャンプショットを沈めると、同20秒にマイク・コンリーのフリースローで6点をリードする。

残り13秒、ウルブズはドンチッチに3Pを沈められ、さらにエドワーズのファウルでFTも与えてしまう。だが、ドンチッチのFT失敗に助けられると、残り11秒にナズ・リードのレイアップで再び5点差とし、スウィープ(4勝0敗)での敗退を免れた。

ウルブズ(1勝3敗)は、エドワーズが29得点、10リバウンド、9アシスト、タウンズが25得点、5リバウンド、コンリーが14得点、7アシスト、4スティール、ルディ・ゴベアが13得点、10リバウンド、ジェイデン・マクダニエルズが10得点を記録している。

シリーズ開幕から3試合でフィールドゴール成功率28%だったタウンズだが、この日は3P5本中4本成功を含むFG13本中9本成功。タウンズは「アグレッシブになったんだ」と話した。

「迷っている時間はないんだ。特に今は、0勝3敗で迎えた第4戦だったからね。疑問を抱いている時間なんてない」

エドワーズは「すごく自信満々だったね」と、タウンズに賛辞を寄せている。

「今夜決めるまでのショットのことを彼は全然気にしていなかった。とても素晴らしいプレイだった」

一方、マーベリックス(3勝1敗)はドンチッチが28得点、15リバウンド、10アシストで今プレイオフ6回目のトリプルダブルを達成。そのほか、カイリー・アービングが16得点、ジェイデン・ハーディーが13得点、ダニエル・ギャフォードが12得点、8リバウンド、PJ・ワシントンが10得点、5リバウンドをマークした。

ドンチッチとアービングはFG39本中13本成功にとどまっている。FG21本中7本成功で第4Qに5本中1本成功だったドンチッチは、「僕のせいだ。十分なエネルギーを出せなかった」と述べている。

「彼らがひとつ勝った。僕らはとにかく次の試合に集中しなければいけない」

ジェイソン・キッド・ヘッドコーチは「このリーグでは締めくくるのが大変なんだ」と話した。

「ベストのプレイじゃなかったと分かっている。ウルブズをたたえよう。彼らはベストのプレイをした」

第5戦は5月30日(同31日)、ミネソタ州ミネアポリスのターゲット・センターで行われる。

ボックススコア

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。