マーベリックスがウルブズに3連勝でファイナル進出に王手 33得点ドンチッチは第4戦に「同じメンタリティーで」|NBAプレイオフ2024

坂東実藍 Miran Bando

マーベリックスがウルブズに3連勝でファイナル進出に王手 33得点ドンチッチは第4戦に「同じメンタリティーで」|NBAプレイオフ2024 image

5月26日(日本時間27日)にテキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで行われたウェスタン・カンファレンス・ファイナル第3戦、ミネソタ・ティンバーウルブズ対ダラス・マーベリックスの一戦は、マーベリックスが116-107で勝利し、NBAファイナル進出に王手をかけた。

マーベリックスは残り3分38秒、PJ・ワシントンが3ポイントショットを沈め、同2分16秒にルカ・ドンチッチ、同1分7秒にカイリー・アービングがジャンプショットを成功。さらに同56.7秒、ダニエル・ギャフォードがマイク・コンリーのレイアップをブロックすると、同34.8秒にドンチッチのアシストでダニエル・ギャフォードがアリウープダンクを決め、さらにフリースローも沈めて3点プレイとする。

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勝負どころで攻守にわたってビッグプレイを見せたマーベリックスは、14-3のランで試合を締めくくってシリーズ3連勝。ダーク・ノビツキーがコートサイドで見守った中、そのノビツキーらを擁して球団初優勝を飾った2011年以来となるNBAファイナル進出まであと1勝とした。

第2Qにデレック・ライブリー二世が首を痛めて退場したマーベリックス(3勝)は、ドンチッチが33得点、7リバウンド、5アシスト、5スティール、アービングが33得点、ワシントンが16得点、8リバウンド、ジョーンズJr.が11得点を記録している。

ドンチッチは「試合を通じて彼らは僕やカイ(アービング)にダブルチームをしようとした。それが僕らをさらに良くさせたんだ」と話した。

「みんながボールに触れ、プレイしている。終盤になって僕らは実行してみせた」

一方、ウルブズ(3敗)はアンソニー・エドワーズが26得点、9リバウンド、9アシスト、コンリーが16得点、ジェイデン・マクダニエルズが15得点、カール・アンソニー・タウンズが14得点、11リバウンド、ナズ・リードが14得点、カイル・アンダーソンが10得点をマークしている。

第2戦で前半に18点差をつけ、残り1分半で5点をリードしながら敗れたウルブズは、この日も残り5分で2点リードしていたが、そこから7本連続でフィールドゴールを決められず。クリス・フィンチ・ヘッドコーチは「彼らと一緒に得点をあげようとしなければいけない」と述べた。

「シリーズ全体で我々は試合を終える際に苦労している。この3分のゲームで負けているんだ」

第4戦は5月28日(同29日)、アメリカン・エアラインズ・センターで行われる。

NBAプレイオフの歴史で0勝3敗からの逆転例はない。だが、初のファイナル進出を目指すドンチッチは「口にもしないでくれ」と話した。

「素晴らしい気分だよ。でも、次の試合を考えなければいけない。同じメンタリティーで戦わなければならないんだ。彼らが消え去ってくれるわけじゃない」

一方、エドワーズは「今はポジティブになるしかない」と述べている。

「ネガティブになってはいけない。一度にひとつずつ目指そう」

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。